年間で歯科医院に通う回数は〇回が一般的？～歯の本音調査第4回～

「異常がなければ行かない」が大多数！

今回一番多かったのは「異常がなければ行かない」という回答。100人中58人と実に6割弱の方が、虫歯や歯周病などの症状が現れてから歯科医院に行くことがわかりました。やはり、まだ日本では「歯科医院は予防ではなく治療のために行く場所」という認識が大多数のようです。

また、歯科医院に対して治療の痛みから苦手意識を抱いている方が多いようでした。最近では痛くない麻酔を使用したり、患者がリラックスできる空間づくりを目指したりしている歯科医院が増えていますが、イメージを払しょくするまでには至っていないということでしょう。「子育てや仕事で忙しくなかなか時間がとれない」「出費を抑えたい」といった考えから、歯科医院への通院の優先順位が低いというのも傾向の1つでした。

定期検診だけはしっかり受ける派が3割弱

2番目に多かったのは100人中28人が答えた「年に1～3回歯科医院へ行く」という回答でした。1年に1回、半年に1回、または四半期に1回というペースで歯科医院に行く方の特徴としては、定期検診や治療後のフォローアップのためにという方がほとんどでした。

虫歯や歯周病を予防したり、現状のお口の状態をキープしたり、または定期的なクリーニングをしたりするために、特にお口の中に異常を感じなくても定期的にチェックしてもらうという意識の高い方も少ならからず見受けられます。

２月と９月に定期チェックしに行くと決めている20代女性もおり、年に数回は意識的に歯科医院へ行く習慣がすでに身についている方もいました。中にはタバコのヤニを除去するためや、クリーニングに通うというハッキリした目的を持っている人もいるようです。

健康や美容への意識が高い人たちは年に複数回という回答

少数ではあるものの、100人中8人の方が「年に4～9回歯科医院へ行く」と答えました。最低でも3ヶ月に1回は通っている方は、歯科医院への通院が習慣化していると言えます。自身のお口の中の現状を把握するためや、健康を維持するためのメンテナンス目的で通っているようです。体の病気を予防するように、お口に関しても危機管理したいという意思が感じられます。

また、ホワイトニングを定期的に受けるために通っているという20代女性もいました。白くてキレイな状態を維持したいという美容面の目的から歯科医院に通っているようです。「年に10回以上歯科医院へ行く」と回答した方の中には、月に1回メンテナンスに通っている30代女性もいました。

ちなみに月1くらいのペースで通う方は健康・美容という意識の他に「治療中である」という回答も見受けられました。歯並びを整えるため矯正治療に通っていたり、虫歯にかかったりして自身の意思とは関係なく治療のために足を運んでいるそうです。矯正治療は長丁場のため仕方がありませんが、虫歯や歯周病などの病気はなるべく未然に回避したいところでしょう。

歯科医院には予防などの前向きな理由で通おう！

虫歯や歯周病になって痛みがするから治療のために歯科医院に通う……。そうした考えが残念ながら未だに大多数を占めているのが現実です。ただし、アンケート結果から見えてきたように、一度お口のトラブルが起きてしまうと嫌でも治療のために通い続けなければならなくなります。そうした事態に陥らないよう、予防目的で通うのが理想の形だと言えるでしょう。

最近は予防やメンテナンスに力を入れている歯科医院がどんどん増えてきています。「異常がなければ行かない派」の方も、1回ご自身のお口の状況を確かめるためにも、歯科医院に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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歯の本音調査結果報告！20回分の記事まとめ

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