虫歯が発生しやすい習慣・行為とその対策法とは?

2018.05.31 healthSUE

虫歯が発生しやすい生活習慣とは?

ケーキ

虫歯と生活習慣の関係性が深いということにピンと来ない方もいるかもしれませんが、実は意識して日々の生活をするだけでも虫歯発症のリスクを低くすることが期待できます。では、気をつけるべき虫歯が発症しやすい生活習慣とはどのようなものでしょうか?

その1:だらだら食べる

食後の口の中が酸性の状態だと歯の表面のエナメル質が溶け、虫歯になりやすくなります。通常であれば食後に口の中が酸性に傾いても時間が経てば中性に戻りますが、だらだら食べていると口腔内が酸性の状態の時間が長くなります。エナメル質が酸にさらされることで溶け続けることで、結果的に虫歯へとつながってしまうのです。

その2:よく噛まない

唾液には口腔内の乾燥を防ぐことで歯を守る役割もあります。食べ物をよく噛んで食べるとその分だけ唾液が分泌されますが、噛む量が少ないと唾液が十分に分泌されないため、虫歯のリスクが高まります。

その3:間食が多い

虫歯菌の代表的な栄養源が「糖質」です。そのため、間食で甘い物を食べる習慣がある方は、虫歯菌が活発になってしまいます。また、食後のデザートも同様にリスクが高まる危険があります。

その4:口呼吸をしている

無意識のうちに口呼吸が習慣化している方は少なくありません。口呼吸の場合、常に口が開いた状態になるため、口の中が乾燥しやすくなります。そうすると虫歯菌が繁殖しやすくなり、おのずと虫歯にかかるリスクも高まります。

その5:過度の飲酒・喫煙

お酒を飲むとアルコールによって口の中が乾燥します。また、唾液は副交感神経が刺激されることによって分泌されますが、タバコを吸うと反対の交感神経が刺激されるため唾液の分泌量が減少します。唾液が少なくなり口の中が乾燥することで虫歯が発生しやすい環境になるのでより注意が必要です。

虫歯にならないための対策

歯に悪い生活習慣を送っているとしたら、早めに意識して改善する必要があります。では上記で紹介した虫歯が発生しやすい環境下にある方は、生活するうえでのどのようなことを注意すべきなのでしょうか?

対策1:食事の時間を決める

だらだら食べを防ぐためには、あらかじめ食事の時間を決めることが効果的です。口の中が酸性になるのを防ぐためには、「口に食べ物が何も入っていない時間を作る」ことがわかりやすい対策だと言えます。また、飲み物は糖分が含まれていないものを選ぶことを心がけましょう。

対策2:虫歯になりにくいお菓子を選ぶ

おやつを食べるときには、できるだけ虫歯になりにくいお菓子を選びましょう。おせんべいやクラッカー、スナック菓子などは、比較的虫歯の原因になりにくいと言えます。また、甘いお菓子を食べたいときにはケーキやチョコレートは避け、果物やアイスクリームを選ぶようにしましょう。

対策3:硬い食品を食べる

柔らかい物ばかりを食べていると、噛む回数は自然と少なくなります。普段から積極的に硬い食品を食事に取り入れるようにしましょう。また、早食いの癖がある人はゆっくり時間をかけて食事をするように心がけてください。

対策4:鼻呼吸をする

口呼吸の癖がある人は、意識して鼻で呼吸をするようにしましょう。鼻炎などが原因で口呼吸が常態化してしまっている場合は、耳鼻科で治療を受けることをおすすめします。また、歯並びの悪さが影響しているのであれば歯列矯正を検討してみてください。

対策5:飲酒・喫煙を控える

飲酒や喫煙を完全にやめる必要はありません。しかし、過度の飲酒や喫煙は虫歯のリスクを高めるうえに、体にも毒です。頻繁にお酒を飲んだりタバコを吸ったりしている人は、節度を守って摂取するようにしましょう。

生活習慣を改善して虫歯発生の危険性を回避しましょう

健康な歯と虫歯

虫歯は多くの方がかかった経験のある、言わずと知れた口の病気です。ちょっとした生活習慣の見直しで発症リスクを低くすることができるので、虫歯になりにくい生活習慣にシフトすることを心がけるようにしましょう。毎日のケアは言わずもがな重要ですが、大切な歯を守るためには生活習慣の見直しも同じくらい重要になります。

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