3月4日は 「酸蝕歯(さんしょくし)の日」~今日は何の日シリーズ第9回~

2018.03.04 newsHa・no・ne編集部 編集長I川

酸で歯が溶ける酸蝕歯の予防するために制定された日

久しぶりの当シリーズですが、定番になっているのは記念日制定が語呂で決められていること(笑)。今回はもちろん「酸(3)蝕(4)歯の日」ということで今日に定められました。この酸蝕歯の日を提唱したのは、先日、ポリデントのインタビューをさせていただいたグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社(以下GSK コンシューマー・ヘルスケア)です。

GSK コンシューマー・ヘルスケアさんは、歯磨き粉「アクアフレッシュ」や入れ歯洗浄剤(リテーナーやマウスピース用もあります)の「ポリデント」、知覚過敏をケアする「シュミテクト」が非常に有名であり、多くの方が製品名を見聞きしたことがあるでしょう。しかし、酸蝕歯に着目した歯磨き剤「PROエナメル」についても同様にご存知でしょうか。実は「PROエナメル」は、2007年に日本で初めて発売した酸蝕歯の予防を心がけるための歯磨き粉なのです。

Ha・no・neでも以前に虫歯、歯周病に次ぐ疾患であるとして、酸蝕歯について紹介させていただきましたが、まだまだ世間一般的な認知度は低いと言えます。実は、歯の表面にあるエナメル質は、飲食物に含まれる酸によって溶けて、やわらかくなり、強度が弱くなります。歯が弱った状態で歯磨きすることで削られてしまい、もろくなってしまうのです。これが酸蝕歯の症状であり、虫歯や歯周病同様に普段から予防を心がけることが重要になります。

酸蝕歯は美容・健康を意識する人ほど危険!?

電話する女性

虫歯や歯周病はきちんとお口のケアを徹底することで健康的な状態をキープできる可能性が高まりますが、一方の酸蝕歯は、美容や健康志向がむしろ強い人の方がより心がけるべきだと言われています。なぜならば、酸蝕歯を招く原因になるのは飲食物に含まれる酸だからです。そして、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物、梅干、酢の物など健康に良さそうな物により酸が含まれており、ワイン、スポーツドリンク、野菜ジュース、お酢ドリンクなども酸性度が高い飲み物だと言えます。

つまり、美容・健康を意識して多く摂取している物の酸性度が高い傾向にあります。全身の健康にとっては良かったとしても、歯の表面のエナメル質を弱体化させる可能性があるため、摂取しすぎには注意する必要があるでしょう。そして、酸の強い飲食物を摂取した後にすぐに歯を磨くと、酸の影響でエナメル質が傷つきやすくなると言われています。虫歯予防のためには、食後すぐに歯を磨いた方がいいとも言われますが、実は酸蝕歯をケアする意味ではあまりおすすめできないことも覚えておきましょう。

酸蝕歯が進行すると歯の表面が弱くなって欠損状態になったり、エナメル質が溶けて薄くなったりすることで知覚過敏や虫歯にもかかりやすくなります。健康を守るために酸を意識的に取り入れることも大切ですが、撮り過ぎは歯に影響があることを認識し、そして、PROエナメルなどの酸蝕歯のケアが期待できる歯磨き粉などを取り入れてみましょう。ちょっとした意識の差で、酸蝕歯の進行を妨げることはできるはずです。

歯の機能・審美の両面に影響がある酸蝕歯

酸蝕歯になると歯がもろくなり、欠けやすくなったり、歯の病気にかかりやすくなったりします。また、そうした機能面の他にも、エナメル質が薄くなることでその下にある色の濃い象牙質が透けて見え、歯全体が黄ばんで見えるなど、審美面にも大きな影響を与えることが想定されます。しかも、エナメル質は一度削れてしまうと元には戻らないので、歯が健康なうちから酸から守る、つまり酸蝕歯対策をしておくことが重要なのです。

さあ、久しぶりの当シリーズでふざけるよりも真面目に症状について語ってしまったI川でした(笑)。いや、これが本来の在り方ですよね……。まあ、何はともあれ、当シリーズは今後も続いていきます!次回の今日は何の日シリーズ第10回は、4月2日の『歯列矯正の日』です。矯正治療は多くの方にとって気になるところかと思いますので、きちんと取り上げていきたいと思います。まあ、その間にも何かしらのコラムを執筆すると思うので、ぜひ読んでください。それではまた会う日まで!

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【プロフィール】 編集長I川

編集長I川

スポーツメディアの編集部から転職し、2014年にフリーセルに入社したエディター。200社以上のWebサイトライティングと20社のコンテンツマーケティングに携わった経歴を持つ。自身で執筆するよりも編集することを好み、一次情報に付加価値を加えてより魅力的な情報にして発信することを信条としている。Ha・no・neに携わるようになってから自身の歯の着色が気になるようになったが、毎日のコーヒーと3日に1食のカレーを食べる習慣はどうしても止められないようだ。

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