虫歯・歯周病予防に!デンタルリンスの効果と選び方

2018.06.26 healthオオタカ

デンタルリンスは夜寝る前が効果的?

読書

オーラルケアの意識が日増しに高まっている昨今では、デンタルリンスは以前よりも一般的なケア用品として認知されるようになってきました。しかし、「どう使えば効果的なのか」についてはあまり知られていないのが現状です。まずは簡単にデンタルリンスについて説明します。

デンタルリンスの種類

デンタルリンスには洗口剤と液体歯磨きの2種類があります。洗口剤は歯磨き後のケアとして口をすすぐことでお口の中をスッキリとさせます。一方の液体歯磨きは歯磨き粉と用途は同じです。液体歯磨きで口をすすいだ後に歯ブラシで歯をブラッシングします。

デンタルリンスの効果

商品によって多少異なるものの、デンタルリンスの主な効果は以下の通りです。

・口の中の細菌にアプローチし、虫歯や歯周病などを予防する
・口臭の原因菌にアプローチし、口臭を予防する
・歯周病などの炎症を抑える(出血や炎症を抑える作用が入っている場合)
・歯の表面をコーティングしプラークや汚れが付きにくくする
・歯と歯の間、奥歯、口の粘膜、舌など口腔内全体を清潔にする

デンタルリンス使用のタイミング

デンタルリンスを使用してから30分後は食事をしないことをおすすめします。そのため、特に効果的なのが夜、寝る前の使用です。就寝中の口腔内の菌の増殖を防いでくれるので、虫歯や歯周病の予防や口臭予防などのトータルなケアとして効果的だと言えるでしょう。

デンタルリンスの効果的な選び方

デンタルリンス

デンタルリンスは薬用成分を含まないものと薬用成分を含む医薬部外品の2種に分かれます。さまざまな商品が店頭に並んでいますが、成分によって効果も異なります。パッケージの成分表などを見ながら、自身の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

目的1:虫歯や歯周病を予防したい

虫歯や歯周病予防のデンタルリンスには医薬部外品の表示があり、歯垢がつきにくかったり、出血を抑えたりする薬用成分が入っています。パッケージに虫歯予防、歯周病予防などの表示があるかどうかを確認して購入するようにしましょう。また虫歯予防にはフッ素入りがおすすめです。

目的2:口臭を予防したい

デンタルリンスの多くは口臭予防の効果があり、薬用成分の入っていないデンタルリンスでも十分に効果が期待できます。ただし、口腔内を殺菌することで口臭を予防するなら薬用成分の入ったデンタルリンスを選びましょう。この場合は医薬部外品、口臭予防などの表示のあるものを選んでください。

目的3:就寝中の口の中をきれいに保ちたい

就寝中は口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減るなど口腔内環境が悪くなります。朝一番の息がもっとも臭いのはそのためです。寝ている間の口腔内の細菌の増殖を抑え、朝の口の中のネバネバや息を爽やかにするには薬用成分である塩化セチルピリジニウムなどの入ったデンタルリンスがおすすめです。

目的4:事情があり歯磨きできない

妊婦さん、高齢者の方などはさまざまな理由で歯磨きができないことがあります。そういう方々のケアに最適なのは、歯垢分解除去が可能なデンタルリンスです。また、妊婦さんはノンアルコールや無香料のものを選ぶと気持ち悪くなりにくいと評判です。

目的5:口の中をさっぱりとしたい

口の中をスッキリしたい人には、アルコール成分の入ったデンタルリンスが爽快感を得られるのでおすすめです。しかし、あまり使いすぎると口の中があれたりするので、ほどほどにしましょう。

デンタルリンスは目的に応じて使用しましょう

パッケージ

デンタルリンスは商品により含まれる成分が異なるので、当然ながら効果も違ってきます。デンタルリンスを購入する際は商品のパッケージを見て、自分に合ったものがどうかを確認して購入するようにしてください。不明な場合は薬局の薬剤師さんにアドバイスを求めましょう。

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