意外と難しい!?デンタルフロスの使い方のコツ

2018.07.05 health福本春香

オススメのデンタルフロスはどんなタイプ?

デンタルフロス

デンタルフロスには、ホルダータイプと手巻きタイプの2種類があります。初心者でも使いやすいのはホルダータイプですが、隅々まで確実にケアしたいなら手巻きタイプがオススメです。手巻きタイプには次のようなメリットがあります。

・歯の形に沿ってできるので前歯にも奥歯にも使いやすい
・歯ぐきの中までお掃除できる
・歯間ごとに毎回新しい部位を衛生的に使用できる

基本的な使い方

手巻きタイプ

まずは手巻きタイプのデンタルフロスの基本的な使い方を紹介します。慣れればとても簡単なので、これまでホルダータイプを使用していた人もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

STEP1

フロスは40~50cm(指先から肘くらいまで)の長さをカットし、両手の“中指”に巻き付けます。

STEP2

フロスを通す順番は、できるだけ一番汚れがたまりやすい奥歯から。中指に巻き付けた糸を両手の人差し指で持ち上げるようにしてピンと張り、ゆっくりと歯と歯の間に通していきます。

STEP3

奥歯が終わったら前歯へ。前歯に通すときは。片方の親指と片方の人差し指で下から持ち上げるように糸を張り、ゆっくり通していきます。

使用したデンタルフロスを観察してみてください。プラークや菌が付着していたりニオイがしたりすれば、きちんと汚れが取れている証拠。「スッキリした~」と見た目からも実感できますよ。

確実にプラークを取り除くためのコツ

模型

デンタルフロスをただ歯と歯の間に通して抜くだけでは、プラークをきれいに除去できません。次のポイントを押さえることで、隅々までしっかりとお掃除できます。

ノコギリのように動かす

デンタルフロスを歯と歯の間に入れたら、片方の歯の側面に沿ってノコギリのようにゆっくり動かします。こうすることでプラークを糸で絡めとることができます。

コツ2:歯の形に糸を沿わせる

デンタルフロスはまっすぐに入れるのではなく、歯の緩やかなカーブに沿って巻きつけるようにしましょう。まんべんなく汚れを取ることができます。

コツ3:歯ぐきの中までしっかり入れる

健康な歯ぐきにも、「縁下」という1~2mmの溝があります。ここに歯周病菌を含むプラークがたまりやすいので、歯ぐきの中まで糸を入れてかき出すように汚れを絡め取ります。

デンタルフロスを使用する際の注意点

デンタルフロスの基本的な使い方の解説に続いて、安全かつ効果的にフロスを使用するため、注意したいポイントについても紹介します。

注意点1:歯ぐきを傷つけないようにゆっくりと

デンタルフロスを力任せに入れると、歯間の根元にある三角形の隙間に刺さり、傷をつけてしまいます。デンタルフロスは小刻みに動かしながら、ゆっくりと通すようにしてください。

注意点2:一度フロスを通したら同じ部位でほかの場所を掃除しない

1度歯と歯ぐきをお掃除したフロスには、プラークや見えない菌がたくさん付着しています。そのまま次の部位に通すと汚れが移動してしまうので、必ずキレイなところを出してお掃除しましょう。

注意点3:詰物に引っかかったら無理に通さない

フロスを通したとき、詰め物に引っかかる部位があったら無理に通さず歯科医院で相談してみてください。詰め物が合わなくなっていたり、虫歯になっていたりする可能性があります。

コツをマスターしてデンタルフロスできちんとしたケアを

デンタルケア

デンタルフロスをより効果的に使うにはコツがいります。最初は難しいかもしれませんが、使い続けるうちに徐々に効果的なケアを身につけられるはずです。ケアした後のスッキリ感は、病みつきになりますよ!ぜひフロスの使い方をマスターしてくださいね。

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