あると便利?歯磨きシートのメリット・デメリット

2018.06.30 health福本春香

歯磨きシートとは

シート

歯磨きシートは、ウェットティッシュのような紙のシートでお口のケアができるアイテムです。シートにはプラークを落としたり口臭を防いだりする成分が含まれています。また、虫歯予防が期待できるキシリトールなどの成分が含まれているものもあります。

使い方はとても簡単。シートを取り出し指先を包むように巻きつけ、歯や歯と歯ぐきの境目をやさしく拭くだけです。使用後はうがいもいりません。舌などの粘膜にも使用できるものが多いですが、傷つけてしまう恐れがあるのでゴシゴシこすらないようにしましょう。シートは使い捨てなので、1回1回新しいものを使用してください。

歯磨きシートのメリット

お手軽にオーラルケアできる歯磨きシートは、たくさんのメリットがあります。持ち歩きや処分が簡単なので、次のようにいろいろなシチュエーションで役立ちます。

メリット1:仕事やデートの合間に

仕事で営業先へ出かけた時など、ランチの後に歯を磨く時間がなかったり洗面所が見つからなかったりすると困りますよね。バッグに歯磨きシートを常備させておけばいつでもササッとケアができ、スッキリしたお口で人と会うことができます。デート中も、好きな人の前ではできるだけ爽やかな息でいたいはず。そこでちょっとお手洗いに行くついでに歯磨きシートでケアしておけば、自信を持って向き合うことができます。

メリット2:アウトドアや長距離のドライブに

キャンプや山登りなどのアウトドアで、食事は楽しみの1つです。でも、海や川では食べた後にどこでも歯磨きできるわけではありません。そんな時も歯磨きシートを持っていれば簡単にケアできます。

また、ドライブ中にちょこちょこ食べ物や飲み物を口にすることはありませんか?だんだん口の中が不快になってきても、歯磨きシートがあればいつでもスッキリできます。

メリット3:災害時のケアに

地震などの災害時は、避難所生活が続いたり断水したりする恐れがあります。防災グッズとして歯磨きシートを用意しておけば、そういった状況でも最低限のオーラルケアをすることができます。

歯磨きシートのデメリット

歯磨きシートは、歯と歯の間や奥歯の裏などの細かい部位までキレイにはできません。そのためあくまで‟補助的なアイテム“であることを覚えておきましょう。基本的には歯ブラシやデンタルフロスなどで毎日のケアを行う必要があります。また、舌苔という舌の汚れを取ろうとして強く磨きすぎると、逆に舌が傷ついて口臭がきつくなる恐れがあります。

歯磨きシートは赤ちゃんにもオススメ

赤ん坊

歯磨きに慣れていない赤ちゃんは、歯ブラシを嫌がったり上手にうがいできなかったりしますよね。そんな時も、歯磨きシートは最適です。赤ちゃんの歯はガーゼ磨きすることが多いと思いますが、その時歯磨きシートを使用すると清潔でキシリトール成分なども含まれているため虫歯予防も期待できます。

また、暴れる赤ちゃんの場合、歯ブラシだと歯ぐきを傷つけてしまう恐れが。でも歯磨きシートなら、そっとふき取るだけなので歯ぐきにもやさしくケアできます。ただし、歯と歯の間や細かいところはキレイにできないので、成長に合わせて歯ブラシやフロスも併用していきましょう。また、使用の際は赤ちゃん用の歯磨きシートを選ぶようにしてください。

まとめ:あくまでもお口のエチケットのための補助アイテム

外出時のエチケットとして優秀な歯磨きシートですが、あくまでも補助的なデンタルケアグッズだという認識を持ちましょう。きちんと毎日のブラッシングやケアを行うことは大前提で、それが難しい外出時などのシチュエーションにおいて使うと便利なアイテムなのです。

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