歯科衛生士が教えるマウスウォッシュの正しい使い方

2018.03.03 healthショウコ

知っておきたいマウスウォッシュの効果

マウスウォッシュによってお口の中にいる細菌を殺菌することで、お口の健康を保ち、虫歯や歯周病になりにくくなる効果があります。そのため、マウスウォッシュにはいろいろな種類の殺菌成分や、炎症を抑える成分が配合されているのです。

実は、丁寧に歯みがきをしていても、舌や歯肉などのお口の粘膜まではケアできません。歯みがきで実際にきれいにできる面積は、お口の表面積の25%ほどだと言われています。言い換えれば、残りの4分の3、75%もの表面積は、歯みがきだけではケアができていないということになりますよね。

液体のマウスウォッシュなら、口に含んですすぐだけで隅々にまで成分が浸透します。歯みがきでは行き届かないところまで、お口の中を効果的にケアすることができるのです。

マウスウォッシュとアルコール

多くのマウスウォッシュには、消毒効果のあるエタノールが配合されています。マウスウォッシュを使ったときにお口に痛みのようなピリピリとした刺激を感じるのは、このエタノールが配合されているためです。

最近では、マウスウォッシュ使用時の刺激を和らげる目的や誤って飲み込んでしまったときのことを考えて、エタノールが含まれていない「ノンアルコールタイプ」も発売されています。マウスウォッシュの刺激が苦手だと思う方には、ノンアルコールタイプがおすすめです。

マウスウォッシュの正しい使い方

1.歯科医院でのお口のケアを受ける

まず、歯科医院で歯石を取り除き、歯の表面をきれいに磨いてもらいましょう。歯石除去とマウスウォッシュの効果は関係ないように思われるかもしれませんが、歯石や汚れがついているとマウスウォッシュの薬用成分が浸透しにくくなるので、あらかじめ歯をきれいにしておくことはとても大切です。

2.歯みがきを丁寧にする

マウスウォッシュだけでは、歯についた食べカスや汚れは取れません。マウスウォッシュをする前に、きちんと歯を磨いておくことは不可欠です。きれいに歯を磨くために、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使いましょう。そして、歯の表面だけでなく歯と歯の間まできれいにしましょう。ただし、歯みがきに力を入れ過ぎてしまうと歯質を削ってしまうことがあるので、力加減には注意が必要です。

3.マウスウォッシュですすぐ

マウスウォッシュを適量(製品ごとに違いますのでご注意を!)、お口に含みましょう。多くのマウスウォッシュでは、キャップが計量カップを兼ねていたりします。お口に入れた後は、20~30秒ほどグチュグチュとすすいでから吐き出してください。

4.マウスウォッシュ後は「食べない」「飲まない」

マウスウォッシュをした後は、少なくとも30分間は食べたり飲んだりしないようにしてください。

マウスウォッシュを使うときの注意点

最後にマウスウォッシュを使うときの注意点を5つ挙げておきます。

1.マウスウォッシュは「うがい薬」です。飲み込まないようにしましょう。
2.マウスウォッシュは、歯みがきの代わりではありません。歯みがきはきちんとしてくださいね。
3.マウスウォッシュをしても、虫歯や歯周病などの病気が治るわけではありません。虫歯や歯周病が疑わしいときは、歯科医院でしっかり治療を受けてください。
4.お口の中に口内炎などの傷や異常があるときは使用を中止し、歯科医師の診察を受けてください。
5.マウスウォッシュを使って皮膚に発疹などの異常が現れるようであれば、使用を中止して医師に相談してください。

丁寧な歯みがきとセットで取り入れることで、マウスウォッシュの効果は高まります。みなさんも正しくマウスウォッシュを使って、お口の「きれい」と「健康」を保ちましょう!

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