オバ見え「ほうれい線」を隠す!コスメコンシェルジュ直伝リップメイク~ちぃ先生の手記第49回~
深く刻まれたほうれい線は整形以外でもカバーできる?
くっきり「ほうれい線」を隠すには「リップメイク」にも注目
一般的にほうれい線と呼ばれるものは「鼻唇溝(びしんこう)」といい、小鼻のあたりから唇の両端にのびる溝のことを示しています。年齢や骨格によってどんどん気になるほうれい線ですが、メイクの仕方によって改善できるテクニックがあります。ここでは、ほうれい線を、表情や皮膚のたるみなどでできる“影”と捉え、メイクをするときも「光で影を飛ばすというイメージ」が大切となるでしょう。
例えば、コンシーラーを用いてメイクするときも、ほうれい線に沿って溝に入れ込むのはNGです。影の反対色であるオレンジカラーなどを用いて、ほうれい線に対して交わるようなイメージで、少量ずつのせていきましょう。ほうれい線の影をトーンアップしたさらにその上から、軽くやわらかめのコンシーラーを指でなじませていくことで、薄付きに仕上げられます。
ほうれい線の影を光のパワーで飛ばすというメイクをご紹介しましたが、いかがでしたか?次は、ほうれい線のせいでオバ見えしてしまった口元の印象を、若々しくイメージアップする“リップメイク”に注目していきましょう。
骨格にエイジング悩み…パターン別ほうれい線をカバーするリップメイクテクニック
ほうれい線を目立たなくさせるリップメイクには、どのように工夫すればいいのでしょうか?それぞれのパターンに沿って解説します。
骨格のせいで、ほうれい線が気になる方
年齢は若いのに、ほうれい線が気になる方は、もともとの骨格が関係している可能性があります。そういった場合は、リップメイクに“リップライナー”を活用しましょう。リップライナーは、リップのにじみを防ぐ効果や、唇の形を自分好みに整えることができ、口元をスッキリした印象へと導きます。
また、人中(じんちゅう)という鼻の下の部分を短く見せることで、ほうれい線の原因となる前に突き出た骨格を緩和させる働きがあります。この人中を短くするメイクは、上唇をオーバーリップぎみに口紅を塗って、上唇の山のところにだけパールカラーのリップライナーを使います。そうすることで、目の錯覚で鼻の下が短く見えるでしょう。
年齢とともに、ほうれい線が気になる方
アラサー・アラフォー以降でほうれい線が徐々に気になってき方には“リップブラシ”の活用をおすすめします。通常、色の薄いものよりも濃いものに注目し、そして、細い線よりも太い線に視線がいきやすい傾向にあります。その働きを利用して、ほうれい線よりも太く、濃いカラーの唇に視線を持っていくようにメイクをすることで、結果的にほうれい線がカバーできるという仕組みです。
こちらも上唇のリップラインを丁寧にリップブラシでとることで、清潔感や上品な印象もあたえることができます。やや濃い目のリップカラーをクールに塗ってみてくださいね。
口紅の色選びでほうれい線はカバーできる!
若々しい口元に近づきたい時おすすめ!口紅の選び方
口元の印象を若々しく見せるには、クリア発色のレッドやレッドオレンジがおすすめです。クリアな発色の明るいレッドオレンジやコーラルピンクなどは、肌の印象を明るく見せてくれるので、ほうれい線のある口元全体の印象を、トーンアップしフレッシュに仕上げてくれるでしょう。
逆に上品で清潔感のある印象にしたい場合は、ワインレッドなど濃いめでクールなリップカラーがおすすめです。ここでテクニックとして紹介した、リップラインを丁寧にとるメイクをしてみてくださいね。
ほうれい線はよく笑うとできる“幸せ線”だと聞いたことがあります。ほうれい線ができているからと言って落ち込まず、メイク方法を工夫して明るくあなたらしくいてくださいね♡
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【ライター紹介】 ちぃ先生
歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha・no・neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。
・ちぃ先生の手記まとめPART1 ~美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋~
・ちぃ先生の手記まとめPART2 ~美容テク&お口の健康講座~
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