出っ歯がほうれい線の原因に?矯正治療で改善できる?

2017.12.24 beautySUE

出っ歯が原因でほうれい線ができるって本当?

ほうれい線の原因が出っ歯と関連があると考える専門家は多いようです。その理由をみていきましょう。

理由1:口周りの皮膚が伸びるから

出っ歯の人は口を閉じる際、突出している前歯を隠すために上唇を無理やり伸ばす必要があります。一方、話しているときなどは口が開いている状態が続くので鼻の下あたりの皮膚は収縮した状態になっています。このように無理に皮膚の伸縮を繰り返すとお口周りがシワになりやすく、ほうれい線ができやすくなるようです。

理由2:顎全体の形が変わるから

出っ歯は、上の歯と下の歯の間に大きな隙間ができるため、噛み合わせが悪くなります。このような状態では体が噛み合わせをなんとかして改善しようとするため、顎に無理が出て全体がゆがんでくることがあります。顎が変形することによって皮膚が引っ張られるのも、ほうれい線ができる一因だと考えられるでしょう。

理由3:口周りの筋肉が衰えるから

歯が前に出ていると口を閉じにくいため、自然と口が半開きの状態になりがちです。すると口呼吸をするようになりお口周りの筋肉が徐々に衰えていくため、ほうれい線がより目立ってしまうことがあります。口呼吸はその他にも風邪の原因になるなど多くのデメリットがあるため、口呼吸をしている人は改善することをおすすめします。

理由4:口周りの肌が乾燥するから

肌の乾燥はあらゆる皮膚トラブルの原因となり、ほうれい線も例外ではありません。日常的に口呼吸をしているとお口周りの皮膚が乾燥しやすくなるため、ほうれい線ができやすくなります。口呼吸の改善はもちろんのこと、スキンケアにも気を配る必要があると言えるでしょう。

出っ歯を矯正したときのほうれい線への影響は?

もし、出っ歯のせいでほうれい線が目立つのであれば、「矯正すれば改善されるかも……?」と思うかもしれません。たしかに歯並びを矯正することによってほうれい線が目立たなくなるケースはありますが、逆に余計にほうれい線が目立つようになる場合もあるそうです。両者の違いは何なのでしょうか。

ほうれい線が目立たなくなるケース

歯列矯正で出っ歯が改善されるとほうれい線ができる原因の1つがなくなります。実際に「矯正をしてからほうれい線が気にならなくなった……」という方はいるようです。出っ張っていた前歯が自然な状態に戻るので、ある意味自然なことだと言えるかもしれません。

ほうれい線が目立つようになるケース

矯正でほうれい線が目立たなくなったという方がいる一方で、年齢を重ねてから歯列矯正を行うとかえって目立つようになると考える専門家もいるようです。これは、矯正で前歯が内側に入ることによって引っ張られていた皮膚がたるんでしまうことが原因だと考えられます。ただし、この考えには賛否両論があるようなので、すべての方に当てはまるとは限りません。

必ずしも出っ歯が原因とは限らない

ここまで出っ歯が原因でほうれい線ができるリスクについて解説しましたが、もちろん他にもほうれい線の原因はたくさん考えられます。肌の乾燥や頬の筋肉の衰え、コラーゲンの減少、老廃物の蓄積、血流の停滞、食生活、寝るときの姿勢、あるいはこれらの原因が複雑に絡み合うことによってほうれい線が目立つようになるのです。
ほうれい線は自然な老化現象のため完全に食い止めることはできませんが、スキンケアやマッサージ、生活習慣の改善などによってある程度目立たなくしたり、進行を遅くしたりすることはできます。まずはすぐに取り組める方法から試してみてはいかがでしょうか。

矯正治療するときには歯科医師によく相談を

もし現在、出っ歯にお悩みで、かつ、セルフケアを頑張ってもほうれい線が改善されない方や「将来ほうれい線が目立つのはイヤ!」という方は、歯列矯正を試してみるのも1つの方法です。しかし、歯科医師はお口のスペシャリストであってほうれい線をきれいに目立たなくしてくれるわけではありません。

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