「歯ぐきのホワイトニング」で若見え！人気のガムピーリングとは？～ちぃ先生の手記第107回～

ピンク色の歯肉がもたらす印象は？

歯ぐきのホワイトニングとは

鏡で歯ぐきをよく見ると「なんだか黒ずんでいる……」とお悩みの方はいませんか？歯ぐきの着色は、メラニン色素による色素沈着、たばこのヤニ、銀歯などのかぶせ物の経年劣化によるメタルタトゥーなどが原因のひとつとして考えられます。

歯の着色汚れと違い、金属イオンやメラニン色素による色素沈着であることから、歯磨き粉などを使って自分で歯ぐきの黒ずみを落とすのは難しいといわれているのです。

考えられる方法は、歯科医院でホワイトニングの施術を受けることですが、対応していない歯科医院もあります。対応しているかどうか、事前に調べてから受診するように気をつけましょう。

歯ぐきホワイトニングの方法や料金相場

では実際に歯茎のホワイトニング（ガムピーリング）を行う場合の施術方法や料金について説明します。

・レーザーガムピーリング
医療用のレーザーを使って、歯ぐきの黒ずみや変色をケアします。
変色を除去しやすく、治療時や治療後の治りが早めという特徴があります。麻酔をするため痛みも少ない傾向に。

＜適応＞
生まれつき歯ぐきが黒ずんでいる方、金属由来、メラニン由来、喫煙、口呼吸

＜ダウンタイム＞
3日程度

＜料金＞
自費治療なため医院によってばらつきがありますが、5,000円〜1万円くらいが相場です。

・ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、薬剤を使用して歯ぐきの色を明るくする方法です。
フェノールという薬剤で、メラニン色素によって黒ずんだ歯肉の表皮のターンオーバーを促します。レーザーによる施術よりも、心理的負担が少ないといえるでしょう。

＜適応＞
紫外線（メラニン）由来の黒ずみ、喫煙、口呼吸

＜ダウンタイム＞
1～2週間程度

＜料金＞
自費治療なため医院によってばらつきがありますが、上下合わせて1万円前後が相場です。

歯ぐきホワイトニングのメリットデメリット

歯ぐきの黒ずみをなくすホワイトニングは良いことばかりのようですが、デメリットと考えられることもあります。歯ぐきのホワイトニングには、どんなメリットやデメリットがあるのかをそれぞれ見ていきましょう。

メリットとして、まず若く健康的に見えることが挙げられます。歯ぐきがきれいだと若々しくフレッシュなイメージになり、黒ずんでいると血色が悪くて不健康なイメージを与えやすいと考えられます。
次に自信を持って笑えることもメリットのひとつ。歯ぐきにコンプレックスがあると笑うのをためらってしまいがちですが、歯ぐきホワイトニングをすることで、歯を出して思い切り笑えるようになるという意見が多数見られます。

このように美容に大きな影響を与えることから、近年では歯ぐきホワイトニングがブライダルエステの一環としても用いられています。挙式前にきれいな歯ぐきを手に入れたいですよね！

そしてデメリットとしては、まず施術の痛みが挙げられます。感じ方には個人差がありますが、レーザーガムピーリングにはチクチクする感覚、ケミカルピーリングにはヒリヒリする感覚が多少あるようです。
また施術後には、歯磨きや食べ物に気をつける必要があります。歯ぐきの皮膚が再生するまでは、刺激の強い食べ物は避けるようにしましょう。また歯磨きをする際は、歯ぐきにつかないように気をつける必要があります。
なかには歯ぐきをホワイトニングしても、代謝の繰り返しによってメラニンが再着色する方もいるようです。特にたばこをたくさん吸う方は再着色のリスクが高いと考えられています。

このようなメリットやデメリットも考慮し、現状などと照らし合わせて、いつ施術を受けるかを決めましょう。

【ライター紹介】　ちぃ先生

歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha･no･neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。

・ちぃ先生の手記まとめPART1 ～美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋～
・ちぃ先生の手記まとめPART2 ～美容テク＆お口の健康講座～

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