おいしくお口環境をケアしよう!ヨーグルトやサプリメントに含まれる「乳酸菌」で虫歯や歯周病対策の始め方

2019.11.15 healthHa・no・ne編集部

ヨーグルトやサプリメントを使ったケア方法について

「乳酸菌」は虫歯や歯周病対策にメリットがあるの?

乳酸菌



ヨーグルトなどに含まれている「乳酸菌」が腸の健康に関係しているというのはよく耳にしますよね。しかし、歯の健康に関わっているというのは初耳では?

実は、虫歯や歯周病から私たちを守ってくれるのは、乳酸菌LS1(ラクトバジルス・サリバリウス)だと考えられています。これは人間の唾液の中にある乳酸菌の一種で、虫歯菌や歯周病菌を抑える働きがあるといわれているのです。

まだ明確なメカニズムは解明されていないのですが、乳酸菌LS1は「善玉菌」で、私たちの体内で悪さをする「悪玉菌」を抑える働きが期待されています。さらに嬉しいのは、乳酸菌LS1は口臭対策にも役立つということ。

虫歯予防や歯周病予防をしたい人も、口臭で悩んでいる人にとっても乳酸菌は心強い味方となるでしょう。

乳酸菌入りヨーグルトを使ったケア方法

ヨーグルト



乳酸菌を使ったケアには、ヨーグルトを使う方法とタブレットを使う方法の2種類があります。まずは、ヨーグルトを使ったケア方法をみていきましょう。

用意するものは、スーパーなどで売られている無糖のヨーグルト。寝る前の歯磨きが終わったら口をしっかりとすすぎ、その後に無糖のヨーグルトを歯ブラシに付けてよく磨きましょう。このとき、歯と歯ぐきの間をマッサージするようなイメージで歯磨きするようにしてください。

そして、ポイントは最後に口をゆすがないということ。乳酸菌を残すために、口はそのままにしておくようにしてください。

なお上記で紹介した方法を試す前に、お口の中にトラブルが起きていないかよく確認しましょう。気になることがある場合は事前に専門家へご相談くださいね。

乳酸菌入りタブレットを使ったケア方法

サプリメント



最近ではいろいろなメーカーが乳酸菌入りタブレットを販売していますが、ここでは一般的な乳酸菌入りタブレットを使ったケア方法をみていきましょう。

まずは、しっかりと歯磨きをしてうがいをします。その後に、サプリメントを口の中に入れてゆっくりとなめましょう。このとき、噛んだり飲みこんだりすることのないように注意してください。

乳酸菌入りタブレットをなめるタイミングは、朝と夜の歯磨き後が望ましいといわれています。毎日2回乳酸菌ケアをすることで、より確実な虫歯、歯周病予防につながると考えられているためです。

もし1日1回で済ませたい場合は、夜1回から初めてみてはいかがでしょう?口の中で菌が繁殖しやすいのは寝ている間ですが、寝る前にケアをしておけば、乳酸菌がお口の健康をサポートしてくれますよ。

タブレットの種類ごとに働きもさまざま。オーラルケアには、健やかなお口に導くメリットのある商品をぜひ選んでみてくださいね。

虫歯や歯周病対策には乳酸菌でケアを

乳酸菌ケア



虫歯や歯周病対策のためには、プラークを取り除くことが大切です。そのため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使ったケアは欠かせません。

そして、それに加えて乳酸菌でケアをするとより心強いですよね。生涯、自分の歯を使い続けるためにも、ぜひ乳酸菌ケアを始めてみてはいかがでしょうか。

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