コーヒーを飲んだ後に口臭を発生させない3つの方法
舌を磨く
コーヒーのニオイを落とすもっとも効果的な方法は、舌を磨くことです。コーヒーを飲んだ後に口が臭くなる原因は、コーヒーに含まれる成分の独特な香りです。飲んだときには、美味しいと感じる香りですが、飲み終わると口の中にとどまり、そのニオイが続いてしまうので、臭さに変わってしまうのです。
臭さに変わってしまう前に、口に残るコーヒー成分を取り除いてしまいましょう。白いカビのようにも見える、舌表面の「舌苔」は、コーヒー成分を吸収してしまい、口の中にとどまらせてしまう原因です。
おうちや職場などのオーラルケアのできる環境にいる場合は、すかさず舌専用ブラシを使い、舌苔を綺麗に落としましょう。
コーヒー成分がこびりつく舌苔は、口腔内に住んでいる細菌や、その細菌の代謝物です。これらは、コーヒー成分がこびりつく前から、実は強烈なニオイを放っています。そのため、コーヒーを飲んだ後に舌を洗えば、口臭の根源を取り除くことができるので、口臭が発生しにくい口腔内環境を手に入れることが可能です。
水をたくさん飲む
コーヒーを飲むと、なぜか口が乾燥するという人は多いはず。これは、コーヒーに含まれるカフェインが引き起こす、利尿作用が原因です。カフェインを大量に摂ることで、体は尿として水分を外に出そうとしトイレが近くなります。すると、体の水分量は低下するので、唾液の分泌も悪くなり、口が乾燥し口臭が発生します。
この状態を一発で解決する救世主は、水です。水分をたっぷりと摂ることで、唾液の分泌が良くなるので、乾燥した口に潤いが戻り、ニオイの発生を防いでくれます。
水は、唾液の分泌をよくする以外にも、口腔内環境をよくする働きがあります。なぜなら、一度乾燥した口腔内は、唾液で殺菌されない時間が続き、細菌の繁殖が進んでしまいます。そこへ水を流し込むことで、口腔内で増殖を続けていた細菌たちを一緒に流すことができるのです。
ヨーグルトを食べる
お腹が空いているタイミングでコーヒーを飲むと、胃がキリキリと痛んでしまった経験はありませんか? これもカフェインが関係していて、空っぽなお腹の中にカフェインが入ることで、胃酸が通常よりも多く出ます。その結果、胃の環境が悪くなってしまうのです。
口臭は胃の環境とも密接に関係しています。胃の活動が悪くなることで、消化不良などを引き起こし、お腹の中で食べ物が腐った状態になり、ニオイが血液により運ばれ肺に到達し、息として排出することになるのです。
これを改善するためには、体の内側からのケアが効果的です。もしも、ヨーグルトなどの乳酸菌が入った食品が手元にあるなら、迷わず食べましょう。
乳酸菌は低下した胃の働きを健康な状態に戻すための働きをし、胃酸の過剰分泌なども抑えることができるので、口臭を改善してくれます。
口腔内は、腸内と同じ環境で菌が住み着いていると言われています。そのため、腸内に悪玉菌が多い状態だと、口腔内も悪玉菌が多い状態がほとんどです。
悪玉菌は、虫歯や歯周病の原因であるプラークを作りやすくする菌です。乳酸菌を摂ることで善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことができるので、虫歯や歯周病を予防もすることができます。
これでニオイも怖くない!
今回は、コーヒーを飲んだ後に口臭を発生させない3つの方法について解説をしました。コーヒーは目覚めの一杯として飲むとスッキリと目覚めることができたり、仕事の休憩中に少しのリラックス状態を与えてくれたりと、本当に好きな人にとっては、絶対に手放すことのできない飲みものです。でも、口が臭くなるというデメリットがありましたが、乳酸菌を摂ることで、そのデメリットを克服することができます。みなさんも、ぜひ今回ご紹介した方法を使い、美味しいコーヒーを心行くまで堪能しましょう!