銀歯を白くしたい!セラミック治療の基礎知識
セラミック治療で気になる銀歯を白くできる!
セラミック治療とは、その名の通りセラミック(陶器)でできた詰め物や被せ物を入れる方法。最近では、最初から銀歯ではなくセラミックを選択する人も増えています。セラミック治療は、虫歯の大きさや形にとらわれず、色々な形の虫歯に対応しているので、ほとんどの人が入れられます。また、虫歯だけではなく、前歯の神経が死んでしまい、変色してしまった場合や、前歯に金属を入れて歯茎が変色してしまった人など、色々な症状に適応できる特徴を持っており、幅広い治療に使われています。
セラミック治療の種類と費用
そんなセラミック治療は、虫歯の場合は「セラミックインレー」、「セラミックアンレー」、「セラミッククラウン」と3つの方法で治療を行います。以下でそれぞれの特徴を解説します。
セラミックインレー
虫歯治療で自分の歯を削り、削ったところに入れる小さいセラミックの詰め物をセラミックインレーと言います。透明度が高く、治療をした箇所が分からなくなるほど自然な仕上がりになります。また、天然の歯と一体になることで、歯を強くするという特徴を持っています。平均的な費用は1本につき3万円程度です。
セラミックアンレー
セラミックアンレーは、虫歯治療で比較的多くの箇所を削った場合に用いられる大き目の詰め物です。歯の外側を残し、虫歯治療で削り取った部分に被せて入れます。大きな詰め物ですが、審美歯科などでは、アンレーにグラデーションを入れてより自然な仕上がりにもできるため、インレー同様、どこに付けているかパッと見では分からなくなります。平均的な費用は1本につき7万円程度です。
セラミッククラウン
歯全体が虫歯治療により削られてしまった場合には、セラミッククラウンを使用します。こちらはセラミックでできた被せ物で、もとの歯を削り、その上から被せるように入れ込みます。虫歯以外では、前歯の変色などを改善させるために使われることが多い方法です。個人の歯に合わせて色調を調節ができますが、多くの歯をセラミッククラウンにした場合は、あまりにキレイで自分の歯ではないみたいと喜ぶ人も多いと言います。平均的な費用は1本につき7万円程度です。
セラミック治療はメリットだらけなのか!?
セラミック治療にはたくさんのメリットがありますが、中にはデメリットも存在しますので、ご紹介していきます。
メリット
丈夫で長持ち
セラミックはとても丈夫でほとんど劣化しない素材なので、口の中に長期間あっても安定を保ちます。さらに何か強い衝撃が加わり欠けてしまったとしても、その部分にセラミックを追加することができるので長持ちします。
アレルギーや変色の心配がない
銀歯の場合は、長期間付けていると金属の成分が溶け出してしまい、歯茎に色が付いたり、金属アレルギーを起こしたりしてしまうことがありますが、セラミックならば成分が溶け出す心配もアレルゲンになる心配もありません。
デメリット
衝撃には弱い
とても丈夫なセラミックですが、とても硬い素材で伸縮性に乏しいので、強い衝撃が歯に加わると割れたり、欠けたりすることもあります。
治療費が高額
平均的な費用を見ると分かるように、セラミック治療は保険適応外なので1本のお値段が高額です。
キレイな歯の価値は計り知れません!
セラミック治療は美しい歯を手に入れられる代わりに、保険適用外で自費診療になるので高額な治療です。しかし、ずっと銀歯を気にしていて、長い間自信を持って笑えないのであれば、その価値は何倍にも膨れ上がるはず……。なにも気にせずに自信を持った笑顔で人生を過ごすためにも、銀歯からセラミックにしてするのを検討してみてはいかがでしょうか?