歯の裏側が茶色い!汚れてしまう原因や白くする方法

2017.06.29 beautyReiko Okabe

なぜ歯の裏が茶色く汚れてしまうのか

歯の裏側が茶色く汚れてしまう原因は?

歯と歯の敵

飲食物による着色汚れ

歯の裏側の茶色い着色汚れの原因の多くは、飲食物による着色汚れです。赤ワインコーヒーなどの色の濃い飲み物や、カレーライスや醤油、ソースなどの色の濃い食べ物などは、歯の表面に着色汚れが付着する可能性が高い飲食物です。この他にも、色の濃いうがい薬なども関係していることがあります。

また、飲食物の中には歯に食べ物の色が着色するのを助長してしまうものもあります。たとえば、炭酸飲料やお酢などを使った酸性の強い食べ物です。これらは、口腔内を酸性に傾けてしまう性質があり、脱灰(だっかい)といって歯を構成しているカルシウムやミネラルなどが溶け出す原因になります。脱灰が起こると、歯の色が白濁したり黄色くなったりしやすい状態になってしまうのです。

胃液・胃酸

お口の中が酸性に傾いてしまう原因になるのは、飲食物の影響ばかりではありません。逆流性胃腸炎や、逆流性食道炎といった病気で、嘔吐することが多い場合も胃液や胃酸の影響で口腔内が長時間酸性の状態になることがあるので、脱灰も起きやすく、着色もしやすい状態になります。

ヤニ汚れ

歯の表面は本来ペリクルというタンパク質の膜のようなものでコーティングされていますが、このペリクルはタバコに含まれるタールという成分と結びついてしまう性質があります。

このタールはいわゆるヤニと呼ばれる成分で、ペリクルと結びついてしまうと、頑固にこびりつき、歯磨きなどのセルフケアだけではすべてをきれいに取り除くことはできません。そのため、歯磨きが上手でない人の場合、裏側はとくに磨き残しができてしまうので、表側は白いのに、裏側だけが茶色くなってしまうという状態になります。

汚れた歯の裏を白くする方法は?

歯を白くする3つの方法

ホワイトニング

清潔感のある白い歯は、あなたの笑顔をもっと魅力的にします。歯の色が気になって、大きな口を開けて笑えない……人と向き合って話すのがイヤ……という方は、次の歯を白くする方法で、美しい歯を目指してみてはいかがでしょうか。

1.歯専門的なホワイトニング施術

着色汚れやヤニ汚れが付いてしまった歯を効果的に白くするには、歯科医院で専門的なホワイトニング施術を受けるのがおすすめです。専門的なホワイトニングには歯科医師による施術で完結する「オフィスホワイトニング」と、歯科医院で説明を受けながらご自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類があります。

オフィスホワイトニングは、薬剤を歯に塗布し、特殊な光を照射して漂泊するホワイトニング方法です。1度の処置でも白くなったことを実感できるので、成人式や結婚式といったイベントが迫っていて急いでいる方などにもおすすめです。ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースに専用の薬剤を入れ、毎日一定時間、歯に装着するホワイトニング方法です。ご自宅で好きな時間に行えるのでとても手頃です。オフィスホワイトニングに比べると即効性はありませんが、続けることで色の後戻りがしにくいというメリットがあります。

2.ジェットクリーニング

飲食物による着色汚れや、タバコのヤニ汚れには、ジェットクリーニングもおすすめです。ジェットクリーニングは水を高圧で発射できるジェット噴射の機械を用いてクリーニング専用のパウダーと共に吹きかけながら、歯の表面を磨きステインやヤニ汚れなどを吹き飛ばすというクリーニング方法です。とてもキレイに着色汚れやヤニ汚れを取り除くことができます。また、歯の表面を研磨しツルツルにする働きもあるので、着色汚れが付着しにくくなります。

3.ホワイトニング歯磨き粉

ホワイトニング効果を期待できる歯磨き粉を使用するのは、比較的簡単な方法です。なかでも、プロリン酸ナトリウムという成分が配合されている歯磨き粉は、歯からステインを浮かせる働きがあるので、ブラッシングを継続的に行うことで徐々に白くなっていきます。また、その効果は専門的な処置ほどではありませんが、お値段は抑えることができるので経済的です。

“歯の裏だから大丈夫!”は危険です!

歯の裏側だから人に見られることはないし……大丈夫。と思っていても油断は禁物。他人からいつどどんなふうに見られているかわかりません。どこから見られても美しい口元美人を目指すためには、まずセルフケアが必須。そして今回ご紹介した白くする方法をプラスすることで、歯を白く美しいまま維持できるようにしていきましょう。

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