歯石がおうちで手軽に取れる?「歯石けずり」を使ってみた
自宅で歯石が取れる!?歯石けずりをご紹介
歯石けずり使用前
歯石けずりを使う前の状態はこんな感じ。わたしは歯科医院に定期的に通い、口腔内をクリーニングしているので、それほど汚れてはいませんが、喫煙者なのでヤニ汚れがとても気になります。今回使用する“歯石けずり”は歯石だけではなく、歯の表面に付着しているヤニ汚れも落とすことができるとパッケージに記載があったので、期待してさっそく歯石けずりを使ってみました。
歯の表面の歯石やヤニ汚れをけずる
歯垢けずりはステンレス製でとても丈夫。耳かきのような形をしていて、先端が湾曲し、ベッド部分はヘラのようになっています。このヘラのようになった部分を歯に当てて、上下に動かすことで歯に付いた歯石やヤニ汚れを落とすことができます。
さっそく歯の表面にヘッド部分を当てて上下に動かしてみると、ヘッドの先端に歯石というよりは、歯垢のような白いネバネバとしたものがこびりつきました。これが歯石?おそらく、歯の表面に微量に付いていた歯垢でしょう。
わたしには、歯石はもう少しポロポロとカスのように取れそうなイメージがあったので、歯の表面がしっかりとけずれているのか分かりませんでした。
いつも歯科医院で行う歯のクリーニングでは、歯の裏側を中心に歯石除去を行っているのを思い出し、裏側もけずってみようと思いましたが、ヘッド部分は先端だけが湾曲しているだけで、先端以外は真っ直ぐなので、角度的に裏側をけずるのは至難の業。初めて歯石けずりを使うわたしには難しく、けずることができませんでした。
パッケージにも歯の表面をけずると記載があったので、裏側をけずるようには作られていないのだと思います。
そして、しばらくけずっていると、歯茎から流血しました。ヘッドの先端の両端が尖っているため、歯茎付近の歯石やヤニ汚れを除去しようとして力を入れたら、歯茎に刺さってしまったのです……。力を入れて歯茎付近をけずるのは危ないかも知れません。
歯石を取るのは難しい!歯石けずりの効果とは
約30分けずってみると?…
歯茎からの流血にもめげず、約30分間歯の表面の汚れをガリガリとけずりましたが、歯の表面の歯石やヤニ汚れが落ちている感覚は残念ながらありませんでした。見た目的にも使用前とほとんど変わりません。
歯の間や歯の根元付近には、少しだけ歯石が付いていましたが、平な歯石けずりでは、根元部分の歯石を除去するには少し大きすぎて、無理に除去しようとすると歯茎を傷つけてしまう可能性があったので諦めました。
このような細かな部分の歯石を落とすためには、歯科医院で使っているピックのような道具が必要です。
また、ヘッド部分が平で、ある程度の大きさあるので、歯の表面の面積が狭い奥歯の歯石を取り除くのも難しい。前歯だけならばカリカリと地道にけずることで、歯石やヤニ汚れがある場合はけずれると思います。
自分で行う歯石除去はとにかく難しい!
今回、歯石けずりを使い自分で歯石を取り除いてみて感じたことは、「自分で歯石除去をするのは、とにかく難しい!」ということ。特に、平である程度の大きさがある今回の歯垢けずりは、ヘッドが歯茎に刺さるという恐怖感から根元付近を行うことはできませんでした。
また、歯の表面には、それほど歯石が付着している感じもなく、けずることで白いネバネバのカスのようなものが微量に取れるだけでした。ちょっと残念です。
今回使用した歯垢けずりの形状から考えると、歯の根元部分や裏側の歯石を取り除きたい場合は向いていません。しかし、歯の表面だけに歯石が付着している人ならば効果を実感できると思います。