口唇ヘルペスの再発と感染を防ぐ効果的な方法

2017.08.24 healthReiko Okabe

口唇ヘルペスの再発を防ぐ5つの方法

方法1.疲れを溜めない

日常の疲れが溜まり、慢性疲労のような状態が長く続いてしまうと口唇ヘルペスが再発する可能性が高くなると言われています。これは疲労感が自律神経のバランスを乱し、免疫力が低下するためです。体内に潜伏していた単純ヘルペスウイルスは、免疫力の低下によって活発化。増殖することで口唇ヘルペスが発症します。

そのため、十分に休養をとり体力を回復させることで、口唇ヘルペスの再発防止につながるでしょう。

方法2.ストレスを解消する

身体的な疲れだけではなく、ストレスによる精神的な疲れが原因で自律神経のバランスを乱し、免疫力の低下によって口唇ヘルペスができやすくなるとされています。そのため、ストレスをなるべく溜めないように心がけることが大切です。

ストレスを解消する方法は人によってさまざまですが、適度に体を動かすことが効果的です。運動による程よい疲れが気分をすっきりとさせてくれます。いきなり激しい運動から始めるよりも、エクササイズやジョギングなど自分のペースで続けられる運動が効果的です。ただし、無理な運動は身体的な負担がかかることで逆効果になってしまうため気をつけましょう。適度な運動を意識してみてください。

方法3.紫外線を避ける

紫外線によって表皮の免疫力が低下することで、口唇ヘルペスを再発させる可能性があるとされています。特に紫外線の強い夏場は帽子やUVカット効果のあるリップクリームなどを使い、唇が直接紫外線に晒されないように注意しましょう。また、肌に日焼け止めを塗るなど、紫外線を少しでも受けないようにすることも大切です。

方法4.十分な睡眠をとる

規則正しい睡眠をとるのが苦手な人も多いかもしれません。しかし、睡眠は免疫力と密接な関係があります。睡眠不足によって自律神経の働きが悪くなり、免疫力が低下し口唇ヘルペスが再発しやすくなるのです。

普段から十分な睡眠がとれてれば自律神経が正常に働くため、口唇ヘルペス再発の原因である免疫力の低下を防ぐことができます。なるべく規則正しい生活を心がけましょう。

方法5.腸内環境を整える

単純ヘルペスウイルスなどのウイルスや細菌の働きを抑制する免疫細胞は、約6割が腸に存在します。つまり、腸内環境を整えることで免疫力が高まり、口唇ヘルペスを再発させにくくなるのです。

腸内環境を整えるには、乳酸菌を取り入れた食事がおすすめです。乳酸菌には善玉菌を増やす働きがあるので、免疫力の向上が期待できます。乳酸菌はヨーグルトやバターなどの乳製品に多く含まれているので、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

口唇ヘルペスの感染を防ぐには

食器類を共有しない

口唇ヘルペスに感染する原因の中で、もっとも多いのは家族間での接触感染です。親から子どもへと母子感染することが多く、日常生活では十分な注意を払わなくてはいけません。特にコップやスプーン、フォークなどの食器類は感染源になりやすいため、家族が口唇ヘルペスを発症している場合は共有を避けましょう。

タオルを共有しない

単純ヘルペスウイルスはとても感染力が強く、使用済みのタオルなどを介して感染する可能性があります。食器と同様に、口唇ヘルペスの感染者が使用したタオルは使いまわさないことが大切です。

唇の直接的な接触を避ける

口唇ヘルペスを発症している間は感染力が強く、キスや頬ずりなどの直接的な接触によって相手にウイルスを移してしまう可能性があります。パートナーや子どもと接するときには、唇が接触しないように心がけてください。

上手に付き合っていくことが大切です

口唇ヘルペスの原因である単純ヘルペスウイルスは、一度感染したら神経節に潜伏し続けるため非常に厄介です。しかし、免疫力の低下や紫外線を避けるなどの対策により、再発を防ぐことはできます。そして、今回ご紹介した5つの方法を試し、口唇ヘルペスと上手に付き合っていくことが大切です。

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