ブリッジの平均寿命はどのくらい?長持ちさせるコツを伝授!

2017.08.28 healthReiko Okabe

ブリッジがダメになる原因

1.接着効果が弱まる
ブリッジがポロッと外れてしまった場合は、ブリッジと土台を接着している接着剤の効果が弱まってしまったことが原因かもしれません。この場合、同じ箇所に再度接着するだけで以前のように噛めるようになるので、ほとんど問題にはなりません。

2.神経の有無
土台となる歯が過去に虫歯になり、神経を抜いてしまっている場合、ブリッジが外れやすくなる原因になり得ます。神経を抜いてしまった歯は、異常のない歯に比べてもろく、強い衝撃が加わると割れてしまうことがあり、土台が割れてしまうとブリッジは取れてしまいます。

3.虫歯
ブリッジの土台となる歯が虫歯になるとブリッジが外れることがあります。これは、ブリッジを支えている歯が虫歯により柔らかくなってしまうことが原因です。特に接着効果が弱まり土台の歯とブリッジの間に微妙な隙間ができてしまうと、虫歯になりやすくブリッジの寿命が短くなります。

4.硬い食べ物を噛む
ブリッジはもともと3本歯があった部分を土台の2本で支えるため、通常よりも歯に負担がかかります。具体的には健康的な歯よりも1.5倍の力が土台となる歯に加わります。そのため、噛み心地などは今まで通りと変わらなくても、土台となる歯への負担は大きく、硬い食べ物を噛むときなどに土台の歯が傷むことでブリッジが外れてしまうケースもあります。

ブリッジを長持ちさせるコツ

1.丁寧に歯磨きを行う

ブリッジを長持ちさせるための基本となるのは、丁寧に歯磨きを行うこと。口腔内に食べかすが溜まっていて、不衛生な状態が続くと細菌が繁殖しやすくなるので、ブリッジと土台の間が虫歯になり脱落してしまう原因になります。毎日丁寧に歯磨きをして、口腔内を清潔な状態に保ち細菌の繁殖を抑えることで、ブリッジの寿命を延ばすことが期待できます。

2.歯間ブラシ・スーパーフロスで手入れ
歯磨きを丁寧に行った後は、歯の間など隅々まで手入れしましょう。隅々の手入れは、歯間ブラシやフロスがおすすめです。歯間ブラシは歯と歯ぐきの間の歯垢除去、フロスは歯と歯の間の歯垢除去に適しているので、うまく利用しながら隅々まで清潔にしてください。

3.タフトブラシを使う
もともと歯並びが悪い人や奥歯のさらに奥を手入れする際は、タフトブラシがおすすめです。タフトブラシは軽い力で小刻みに動かしやすい形状なので、自分の歯の形に合わせてしっかりとケアできます。また、ブリッジと歯ぐきの間の微妙な溝などのケアにも適しています。

4.硬い食べ物を控える
ブリッジはある程度強度があるので、基本的には硬い物でも食べることはできます。しかし、硬い物を噛み続けると土台の歯が割れてしまう可能性があるので、特に接着した直後などはなるべく控えましょう。

5.定期検診を受ける
歯科医院で定期的に検診を受けることも重要です。しっかりと歯磨きができているか、ブリッジに異常がないかなどを歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらい、必要に応じて日ごろのメンテナンス方法などをレクチャーも受けられます。

しっかりと手入れをしてブリッジを長持ちさせましょう

このようにブリッジは平均で7~8年の寿命があると言われてはいるものの、メンテナンス次第でより継続的に使える可能性もあります。現在ブリッジが入っている人やこれからブリッジ装着を検討されている方は、正しいメンテナンス方法を学び、なるべく長持ちできるように心がけましょう。

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