歯をきれいにしたい人に!歯垢染色剤の使い方

2018.05.16 beautySUE

歯垢染色剤とは

歯垢染色剤

歯磨きをしてきちんと歯垢を落とすことは思いのほか難しいものです。丁寧に歯磨きをしていても、ほとんどの人は20%以上の歯垢が残ってしまっているそうです。しかし、歯垢は歯の色とほぼ同じなため見た目では判断がつきません。そこで役に立つのが「歯垢染色剤」です。歯垢染色剤で歯垢を赤く染めることで、どの箇所にどれくらいの歯垢が残っているのかを把握できます。

歯垢染色剤を使って自身の磨き残しのポイントを把握したうえで歯磨きをすれば、しっかりと歯垢を落とすことができます。このことは、虫歯予防や口臭予防、歯周炎予防などにつながります。

正しい歯垢染色剤の使い方

歯ブラシ

ほとんどの人は小学生や中学生のときに学校で歯垢染色剤を使った経験があるはずです。しかし、それ以降は一度も歯垢染色剤を使っていないという方は少なくないでしょう。ここでは、正しい歯垢染色剤の使い方を確認します。

使い方1:普段通りに歯を磨く

まずは、いつも通りに歯を磨きましょう。この時に完全に汚れを落とす必要はありません。自分の歯磨きの癖を知るためにも、普段行っているのと同じように歯を磨いてください。

使い方2:歯垢染色剤を塗布する

歯を磨き終わったら、歯垢染色剤を歯に塗布します。なお、歯垢染色剤には「液タイプ」「ジェルタイプ」「タブレットタイプ」があり、それぞれ使い方が異なります。

・液タイプ
液タイプの歯垢染色剤は、綿棒の先に少量付けてから歯に塗布します。また、歯垢染色剤でうがいをすることで歯全体が染まるタイプの商品もあります。

・ジェルタイプ
ジェルタイプの歯垢染色剤の使い方は液タイプと同じで、綿棒を使って歯に丁寧に塗っていきます。綿棒がなければ、歯ブラシを使って塗布することも可能です。

・タブレットタイプ
タブレットタイプの歯垢染色剤は、飴を舐めるときのように唾液で溶かしながら舌を使って歯全体に広げます。持ち運びに便利なのが利点ですが、自宅で使用するのであれば液タイプやジェルタイプのほうが使いやすいかもしれません。

使い方3:染まった箇所の歯垢を落とす

歯垢染色剤で赤く染まった部分を鏡で確認しながら、歯ブラシやデンタルフロスなどを使って歯垢を落としていきます。上手く磨けない場合は、歯ブラシの角度を変えるなどの工夫をしてください。

使い方4:再度染め出しと歯磨きを行う

赤く染まった部分を磨いたら、しっかりうがいをしてからもう一度染め出しを行います。そして、1回目と同じように赤い部分を中心に磨きます。2度目の染め出しで赤く染まった箇所は、かなり歯垢が溜まりやすいと言えます。どの箇所が染まったのかをしっかり覚えておき、今後の歯磨きに役立てましょう。

歯垢染色剤を使うときの注意点

危険マーク

歯垢染色剤を使うときには、以下の点に注意してください。

注意点1:汚れてもいい服を着用する

歯垢染色剤は、服についてしまうとなかなか落ちません。歯垢染色剤を使うときには汚れてもいい服を着るか、首周りにタオルなどを巻きましょう。また、強力な染色剤を使うと洗面台が染まってしまうこともあるので注意してください。

注意点2:出かける前の使用を避ける

染色して赤く染まった部分の汚れは、すぐには落とせないことがあります。また、唇や歯ぐきが赤く染まってしまうこともあります。毎日歯磨きをするうちに自然と落ちるので心配はいりませんが、出かける直前の使用は避けましょう。

歯垢染色剤を使用する頻度

歯垢染色剤を使用するときに大切なのは、「歯磨きの癖を知ること」です。始めの頃は2~3日に1回ほどの頻度で使い、どの箇所を磨き残してしまいがちなのかを確認してください。一度自分の癖を把握できたら、その後は2~3週間に1回ほどの頻度で歯垢染色剤を使い、正しく磨けているかを確認しましょう。

几帳面な人ほど毎日歯垢染色剤を使ってしまいがちですが、歯磨きをし過ぎると歯質を傷めてしまうことがあります。それが原因で知覚過敏などの症状が出ることもあるので、歯垢染色剤を頻繁に使うことは避けましょう。

歯垢染色剤を上手に活用して正しいオーラルケアを

オーラルケア

オーラルケアの大切さは、近年では誰もがその重要性を知るところとなりました。オーラルケアを怠ると虫歯や歯周病になるリスクが高まり、さらには全身の健康にも悪影響をもたらします。自分の歯磨きの仕方や精度に自信がない人は、ぜひ歯垢染色剤を試してみましょう。歯垢染色剤を上手に使うことで、効率よくオーラルケアをすることができるはずです。

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