磨き残しをチェック!おすすめの歯垢染色剤4選

2018.05.30 health福本春香

歯垢染色剤とは

口をおさえる女性

歯垢染色剤についてご存知でない方のために、まずは簡単な紹介をします。歯医者さんや小学校の歯科検診で、口の中を赤く染め出した経験はありませんか?その際に口に含んでうがいをしたり歯に塗ったりするのが歯垢染色剤です。

磨き残したプラークに反応して赤く染まるので、どこが磨けていないのか目で見てハッキリとわかるでしょう。染まっている部分はプラークが溜まっているということなので、普段歯ブラシなどのケアが行き届いていないと判断できます。また、色素はかまぼこやたらこなどの水産加工物に利用されている食品添加物と同じものなので、安心して使用できます。

歯垢染色剤には大きく分けて次の3つのタイプがあります。

・その1:液タイプ
液状の染色剤。さらに2種類に分かれ、綿棒などで歯に塗布するタイプとうがいをして染めるタイプがあります。

・その2:ジェルタイプ
綿棒につけて塗っても大丈夫であり、サラサラしないジェル状なので歯ブラシにつけて塗ることもできます。

・その3:タブレットタイプ
タブレット状のものをなめながら唾液でとかし、舌を使って歯に塗ります。

歯垢染色剤の正しい使い方

歯垢染色剤を塗る際の基本的な使い方について紹介します。

使い方1:いつもと同じように歯を磨く

「染めてから磨いたほうが効率がいいのでは?」と思うかもしれませんが、まずは自分の磨き方の癖を知ることが大切です。「これで完璧」というところまで磨いたうえで使用すると、思わぬ磨き残しを発見できます。その磨き残し部位が、虫歯や歯周病のリスクが高い部位となります。

使い方2:歯垢染色剤を塗る

初めて使用する場合は、前歯だけ塗ったり虫歯のできやすい部分だけ塗ったりするのをおすすめします。全体を染め出すと磨き残しが多すぎてどこに集中すればいいのかわかりにくくなってしまいます。慣れるまでは少しずつ染め出すようにしましょう。

使い方3:赤く染まった部位を磨く

赤く染まった部位は普段通りの磨き方では汚れが落ちません。歯ブラシの当て方を変えたり、デンタルフロスやワンタフトブラシなどを使用したりしてキレイにしましょう。

使い方4:もう一度歯垢染色剤を塗る

仕上げにもう一度染め出すことで、プラークが確実に取り除けているかをチェックします。

磨き残しやすい部位がわかったら、次回からはまずその部分から磨くようにしましょう。そうすればピンポイントで汚れが落とせるので、効率的な歯磨きを実践できるでしょう。

おすすめの歯垢染色剤4選

歯垢染色剤は、現在さまざまな種類が販売されています。その中からおすすめのものを4つ紹介します。

その1:GC(ジーシー)プロスペック歯垢染色液5ml 283

歯科器具を多く扱うメーカー「GC」から販売されており、歯科医院でもよく使用されているプロ御用達の染色液です。内容量が少なく価格もリーズナブルなので、初めての方にも試しやすい商品と言えます。色のつき方はかなり強力なので、お出かけ前は控えましょう。

その2:GC(ジーシー)プロスペック歯垢染色ジェル5g 324

同じくGCの商品でこちらはジェルタイプ。歯ブラシで塗ることができるのでお手軽です。クセのない味と香りつきで、約30回使用できます。

その3:こどもハミガキ上手 いちご味・お徳用

子ども用なので染まり具合はやや薄めのピンク色で、軽くブラッシングするだけで落とせる仕様になっています。お子さんと一緒に使いたい方にもおすすめです。ただし大人には少し甘すぎるかもしれません。

その4:クローバー歯垢染め出し液 50ml フルーツミックス風味 バイカラー

本気で磨き残しを把握したい方におすすめ。古いプラークは青色に新しいプラークは赤色に染まるバイカラーの染色剤です。青色に染まる部分は毎回磨き残して汚れが蓄積されているということなので、特に集中して磨く必要があります。

歯垢染色剤をうまく活用して上手な歯磨きを

冠をかぶった女性

染め出しでプラークの溜まりやすい部位をしっかり把握すれば、虫歯や歯周病のより確実な予防につながります。歯垢染色剤をうまく活用して、隅々までキレイな歯磨きを目指しましょう。

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