銀歯に替わる目立たないセラミック素材の虫歯治療

2018.06.09 health福本春香

セラミック素材を選ぶメリット

歯科技工物

セラミックは見た目がきれいなだけではなく、安全性や機能面においても以下のようにさまざまなメリットを持っています。

メリット1:天然の歯のように自然な仕上がり

銀歯は名前の通り銀色なので、治療した歯が見た目でわかってしまいます。特に目立つ場所に銀歯があると、大きな口を開けて笑ったりするのも躊躇してしまいますよね。しかし、セラミックは透明感のある素材で自分のもとの歯の色に合わせた色で作るため、違和感の無い仕上がりになります。また色が劣化しにくいので、長く白い歯をキープできます。

メリット2:金属アレルギーでも治療ができる

銀歯を入れると口の中の水分で溶け出し、金属イオンとして体の中に取り込まれてしまいます。すると金属アレルギーを引き起こしてしまう恐れが。口内炎の原因になったり、歯ぐきの炎症を引き起こしたりしてしまいます。セラミックは陶器でできているので、金属アレルギー持ちの人でも安心して使用できます。

メリット3:治療後も虫歯になりにくい

銀歯の場合、年数が経つにつれ詰め物と歯の間にすき間ができたり傷ついてしまったりします。そこにプラークがたまることで、二次的に虫歯になるリスクが高まります。それに比べセラミックは歯と詰め物の密着度が高く、年数による劣化がほとんどありません。また、表面もなめらかなのでプラークもたまりにくくなっています。そのため治療後も虫歯になりにくいといえます。

どんな種類があるの?

セラミック

セラミックにはいくつか種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自身の希望に合うものはどれか、それぞれの違いを見比べてみましょう。

その1:ジルコニア

しなやかでありながら人工ダイヤモンド並みの強度を誇るセラミック。とにかく頑丈なので、噛む時に力がかかりやすい奥歯の被せ物としても使用可能です。ただし、頑丈すぎるゆえに小さな詰め物などに加工するのは難しい場合もあります。

その2:セラミックボンド

セラミックの内側に金属を焼き付けた補綴物です。強度が求められる奥歯の治療に重宝されています。またほかのセラミックの被せ物と比べると安価です。ただし、長期の使用で金属アレルギーを起こしてしまうリスクがあります。

その3:オールセラミック

すべてセラミックできているので体に優しく、透明感があり本物の歯のように美しく仕上がります。強度はやや弱めなので、歯ぎしりなどで欠けてしまう恐れがあります。また費用も比較的高めです。

その4:ニケイ酸リチウムガラスセラミック(e.max)

耐久性に長けているので、スポーツや力仕事をしている人などにおすすめ。耐久性があるからといって硬すぎるわけでもないので、土台になる自分の歯も傷つけにくい点が特徴です。ただし年数が経つと色の変化が現れやすいというデメリットがあります。

費用をきちんと知ったうえで治療を検討しましょう。

お金が飛ぶ

セラミックは基本的に自費治療になるため、保険適用の銀歯と比べて高額になります。種類や使用する形によって金額は大きく変わりますが、かかる費用は一般的に歯1つにつき5万円程度から。オールセラミックの被せ物になると歯1つで15万程度するものもあります。

歯科医院によっても差があるので、通う前にあらかじめホームページで調べておきましょう。また、歯科医師と治療の相談をする際は納得のいくまでしっかり話すことをおすすめします。ちょっとお高いイメージのセラミックですが、思い切って選択する価値は十分にありです。ずっと使う大切な歯だからこそ、将来を見据えた治療の選択をしていきたいですね。

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