歯ブラシ以外のオーラルケアアイテムの代表格は〇〇!~歯の本音調査第11回~

2018.07.06 healthHa・no・ne編集部

1位は歯周病予防に最適!歯間ブラシ

グラフ
【情報詳細】
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年5月7日~2018年5月25日
有効回答数:100サンプル
調査機関:i2iポイント

【回答結果】
歯間ブラシ 43%
デンタルフロス 15%
マウスウォッシュ 38%
歯磨きティッシュ 4%

アンケート結果1位は「歯間ブラシ」でした。100人中43人と、半数近くの人が歯間ブラシを“歯ブラシの相棒”に選んでいます。回答理由の中で圧倒的に多かったのは、「歯の隙間の歯垢を落としたいから」というもの。確かに歯ブラシだけでは歯の隙間の歯垢を取りきることは難しいでしょう。高いオーラルケアの意識を持っている人であれば、歯ブラシで落としきれない歯垢とどう“戦う”かに関心があるのも頷けます。そんな人にとって手に取りやすいオーラルアイテムが歯間ブラシなのかもしれませんね。実際、虫歯や歯周病予防のためには、歯間ブラシは非常に有効なオーラルアイテムと言えます。

中には「コスパが良い」という理由で歯間ブラシを選ぶ人もいました。歯間ブラシは100円均一でも販売されているため、気軽に購入してケアを始めることができます。「これから本格的にオーラルケアを始めたい」という人には、歯間ブラシが最適なのではないでしょうか。

【ホンネの一例】
・歯の隙間の虫歯予防のため。歯と歯の間がわりと詰まっているから心配なので。(40代女性)
・かかりつけの歯医者さんにいつもおすすめされるので、使うようにしている。(40代女性)
・歯間ブラシは安価で使い捨てできるし、手軽に使えるから。フロスは痛いので使っていない。(30代女性)

簡単にお口をすっきり!マウスウォッシュ

アンケート結果2位は、100人中38人が回答した「マウスウォッシュ」でした。1位の歯間ブラシとの差はわずか5票と僅差での2位となりました。マウスウォッシュの魅力はなんと言っても手軽に使えることです。「歯間ブラシやデンタルフロスを使うのは面倒」という人でも、マウスウォッシュならブラッシング後のオーラルケアを無理なく続けることができます。アンケートを見ても、マウスウォッシュについて「手軽で簡単」という意見を持っている人がいることがわかりました。

また、「すっきりするから」という理由でマウスウォッシュを選ぶ人も多いようです。マウスウォッシュには口臭予防効果もあるため、まさに“一石三鳥”のアイテムと言えるでしょう。しかし、ここで1点注意していただきたいことは、マウスウォッシュは歯ブラシで歯垢を落としてから使うことで効果を発揮するということです。「マウスウォッシュは歯磨きの代わりになるからラクチン♪」と思っている方は間違いなので注意しましょう。

また、口腔内にはお口の健康を保つために必要な常在菌が棲んでいることも知っておきましょう。マウスウォッシュを使い過ぎると、常在菌を殺してしまうこともあるようです。マウスウォッシュを使いこなすコツは、歯磨きをしたあとに使うこと。そして使い過ぎないことです。この2つさえ守れば、マウスウォッシュはお手軽なオーラルケアアイテムとして、みなさんのデンタルライフを支えてくれるでしょう。

【ホンネの一例】
・手軽でストレスもないため。歯間ブラシやデンタルフロスが必要かもしれないとも思う。(30代男性)
・スッキリする。なんとなく、虫歯の菌がなくなるような気がする。(40代男性)
・職場では匂いが気になるからマウスウォッシュ!刺激の少ないものが良い。(30代女性)

歯と歯の間の歯垢をしっかり除去!デンタルフロス

3位は「デンタルフロス」で100人中15人が回答しました。歯間ブラシと同様に歯と歯の間の歯垢を取り除くオーラルアイテムですが、歯間ブラシと比べると使っている人の割合は少ないようです。

その理由の1つとして、「デンタルフロスは歯間ブラシと比べてコツが必要」なことが挙げられます。デンタルフロスは糸状のフロスを40cm程度切り取り、その両端を指に巻きつけて使います。歯垢を落とすときは、指に巻きつけたフロスを歯と歯の間に挟み前後に動かすテクニックが必要です。そのため、慣れないうちは、奥歯の汚れなどはきれいに取ることができないかもしれません。

しかし、デンタルフロスは歯垢を取り除くのにとても優秀なアイテムで、推奨している歯科医院もあります。今回のアンケートでも、「歯科医院でデンタルフロスをすすめられた」という声も少数ながらありました。毎日のオーラルケアをワンランク上のものにしたいなら、デンタルフロスに挑戦してみるのもよいでしょう。なお、デンタルフロスを使っていると回答した人のなかには、「歯間ブラシと併用している」「マウスウォッシュも使う」という人もいました。オーラルケアに熱心だと、複数のオーラルアイテムを使っていることも珍しくないのかもしれません。

【ホンネの一例】
・歯と歯の間の磨き残しが気になるから。歯間ブラシは痛そうでマウスウォッシュはピリピリが苦手。(30代女性)
・歯ブラシだけでは隣接面が磨けない。歯間磨きは大事。歯間ブラシも使用している。(50代女性)
・歯の間の歯垢が取れて気持ちいいから。ただ使うのがちょっと難しくコツがいる。(30代男性)

持ち運びにも便利!歯磨きティッシュ

4人ともっとも回答が少なかった4位は「歯磨きティッシュ」でした。歯磨きティッシュは歯間ブラシやマウスウォッシュ、デンタルフロスなどと比べると知名度が低いため、「そもそも歯磨きティッシュって何?」という方もいるでしょう。歯磨きティッシュとは、歯磨き効果のあるウェットティッシュのようなシートのことです。歯ブラシで落とせなかった歯垢を拭き取ったり、歯ブラシでは磨きにくい部分を念入りにケアしたりできます。表面に凹凸があるため歯ぐきや舌の汚れを取ることも可能。水がなくても使えるので、災害時にも活躍する優秀なオーラルケアアイテムです。

実際、歯磨きティッシュを選んだ人の意見の1つに「どこでも使えて楽」というものがありました。急に友人の家に泊まることになっても、歯磨きティッシュがあれば心配ありません。歯ブラシの代わりに使って、歯をきれいにすることができます。

また、回答の中には「子どもに使わせたい」という声も。子どもが歯磨きをしたがらないとき、歯磨きティッシュを使ってデンタルケアをするケースは多いようです。水なしで使えるので、うがいのできない赤ちゃんにも使いやすいでしょう。歯磨きティッシュは歯垢を落とす効果も高く、歯磨きのあとに歯磨きティッシュを使うことでよりきれいな歯を維持することができます。アンケートでは最下位だったものの、優秀なオーラルアイテムの1つと言えるでしょう。

【ホンネの一例】
・どこでも歯磨きをしたのと同じ効果になっていいと思うから。また手軽だから(10代女性)
・使用したことはないけど、手軽に子どもでも使えそうな気がします。(40代女性)

オーラルケアアイテムを使って効果的なデンタルケアを

フロス

最近は、オーラルケアの市場規模が大きくなっているようです。それだけ人々のオーラルケアに対する意識が高まっていると言えるでしょう。今回のアンケートでオーラルケアアイテムに関するさまざまな意見を得られたのも、そんな意識の高まりを反映しているからかもしれません。

どんなオーラルケアアイテムを使うにしても、一番大切なのは「若いうちからしっかりとオーラルケアをする」ということです。日々のオーラルケアを徹底しおけば、歯周病や虫歯を防ぎ、歯を失うリスクを低減できます。今回のアンケート結果を、歯ブラシと一緒に使う第二のオーラルケアアイテム選びに役立てて、いつまでも健康な歯を維持しましょう。

▼▼これまでの歯の本音調査まとめ
歯の本音調査結果報告!20回分の記事まとめ

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事