一番気になる不正咬合(悪い歯並び)は〇〇だった!~歯の本音調査第13回~

2018.07.23 healthHa・no・ne編集部

歯並びの悪さが丸わかり!目につきやすい「前歯のデコボコ」

グラフ
【情報詳細】
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年6月8日~2018年6月25日
有効回答数:100サンプル
調査機関:i2iポイント

【回答結果】
前歯のデコボコ(叢生) 39%
出っ歯(上顎前突)   19%
受け口(下顎前突) 18%
すきっ歯(空隙歯列) 24%

アンケート結果1位は前歯のデコボコ(叢生)でした。回答した人は100人中39人と、実に4割近くに上ります。前歯のデコボコが気になる理由は、やはり「前歯は目につきやすい」というもの。確かに前歯がデコボコしていると、しゃべるときや食事中に少し口を開けただけでも目立ってしまうでしょう。デコボコしていると歯並びの悪さが一瞬でわかってしまうことも、今回の結果につながったと思われます。

さらにデコボコした前歯は歯磨きがしにくいので、黄ばんでしまいがちなのもマイナスポイントのようです。ただし、前歯のデコボコは人によってその程度は異なります。八重歯があるだけならそれほど気にしないという人も多いようでした。なお、いずれの回答においても目立った意見が「自分と同じ歯並びだから余計に気になる」というものでした。コンプレックスに思っているだけに、ほかの人が同じ歯並びをしているとつい見てしまうのかもしれません。つまり、今回のアンケートの結果からは「前歯のデコボコで悩んでいる人が多い」ということもわかりました。

【ホンネの一例】
・笑ったときに、前歯に一番目が行き、第一印象を左右すると思うから。(20代女性)
・八重歯ぐらいなら気にならないですが、あまりにもガタガタな歯並びだと気になってしまう。(40代女性)
・しゃべるときに口元を自然と見てしまいますが、中でも前歯は一番見えやすく印象に残るから。(40代女性)

貧相に見える!?イメージダウンにつながる「すきっ歯」

アンケート結果2位は100人中24人が回答したすきっ歯(空隙歯列)でした。すきっ歯がほかの不正咬合と大きく異なる点は、「歯があるべきところにスペースがある」ということ。そのため、ぱっと見たときになんとなく違和感を覚える人は多いようです。回答した人の意見では、「老けて見える」「貧相に見える」「気が抜けていそう」などの声も多くありました。ただ、見た目の美しさが損なわれるだけではなく、本人にマイナスの印象を与えてしまうこともあるようです。

また、すきっ歯だと食べ物が歯と歯の間に挟まってしまいがちなため「清潔感がない」というイメージを抱く人もいるようでした。もちろんすきっ歯だから清潔ではないということはありませんが、食べ物が挟まりやすいのは事実です。すきっ歯の人は、きれいな歯を保つために丁寧なオーラルケアが欠かせないと言えるでしょう。

【ホンネの一例】
・若い方でも、老けて見えると思ったので選んだ。(20代女性)
・歯がないと、貧乏というか貧相な感じがするから。(20代女性)
・すきっ歯は歯磨きしにくそうだし歯が汚く見えるから一番気になる。(30代女性)

目立つけどかわいい?見た目の影響大の「出っ歯」

アンケート結果3位は出っ歯でした。回答した人は100人中19人。「不正咬合の中でも出っ歯が一番目立つ」と考えている人は多いようです。中には「出っ歯だというだけで強烈な印象を受ける」という声もあるので、見た目への影響は非常に大きいと言えるでしょう。

また、回答の中には少数ではありますが「口を閉じられない」「口呼吸になる」という意見もありました。どの程度の出っ歯であるかにもよりますが、出っ歯であることは健康面に影響することもあるようです。一方で、出っ歯に関して「かわいらしい」「人によってはチャームポイントになる」という意見もありました。ネガティブにとらえられがちな出っ歯ですが、見方によってはその人の魅力になることもあると言えます。

【ホンネの一例】
・笑った時に必ず出っ歯が見えてしまうし、隠し切れないと思うから。(20代女性)
・見た目の印象が一番強烈な気がする。可愛くない印象なので一番気になる。(20代女性)
・すごく気になる。出っ歯だと口が閉じられないし口呼吸になってしまう。(20代女性)

口を閉じても隠せない!治すのが難しい「受け口」

アンケート結果4位は100人中18人が回答した受け口(下顎前突)でした。順位だけを見ると最下位ですが、3位との差がわずか1票であることからも、受け口を気にする人はそれなりに多いようです。回答理由は、大きく2つに分けられます。1つは、「口を閉じていてもわかる」というものでした。前歯のデコボコやすきっ歯やなどは口を閉じていればわかりません。ですが、受け口は話したり笑ったりしなくてもわかりやすいのです。

もう1つは、「受け口の人は少ないから目立つ」というもの。日本人の受け口の割合は、3~4%だと言われています。これは、不正咬合の中でもとくに少ない割合と言えるでしょう。あまり見ることがない症例なだけに、たまに受け口の人を見かけるとつい気になってしまうのかもしれません。

さらに、受け口は歯列矯正だけではなかなか治すことができない症例です。その点を考慮すると、不正咬合の中でも深刻な悩みだと言えるでしょう。ただし、受け口自体は正しい治療をすることで改善できます。どうしても気になるという人は、歯科医院を受診してみましょう。

【ホンネの一例】
・受け口は、話したり笑ったりと歯を見せなくてもわかってしまう不正咬合なので気になる。(30代女性)
・歯が出ているだけでなく顎も出てくる人が多いので余計に気にしてしまう。(20代女性)
・あまり見かけない気がするだけに受け口は気になると思う。(30代女性)

歯並びが気になる人は歯列矯正を

マウスピース

アンケートの結果を見ると、前歯のデコボコが気になるという人が多めではあるものの、気になるポイントは人によって異なることがわかりました。逆に言えば、どんな歯並びであっても「きちんと整っていないと気になる」という人が多いようです。

このように、歯並びは思っている以上に見た目に影響を与えています。実際、歯並びを治してキレイになったという人はたくさんいます。歯並びが整っていると、笑顔も今よりずっと魅力的になるでしょう。歯並びの悪さが気になるという人は歯科医院を受診して、歯列矯正などを検討してみてはいかがでしょうか。口を開けたとき真っ先に視線が集まる歯並びだからこそ、美しく保っていきたいですね。

▼▼これまでの歯の本音調査まとめ
歯の本音調査結果報告!20回分の記事まとめ

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