ライオンが目指す“デンタルフロスの習慣化” 予防歯科をサポートするクリニカ新商品とは?

2018.07.25 newsHa・no・ne編集部 りんたろう

ライオン調査データに見る“デンタルフロスの習慣化”の現状

デンタルフロス

”歯磨き+αのケア“として使用が推奨されるデンタルフロスですが、実際にはどのくらいの人が使用していて、その使用感についてどんな感想を持っているのでしょうか?そんな疑問を解消すべく、ライオンの快適生活研究所でオーラルマイスターを務める平野正徳さんによる「デンタルフロスを習慣化するために」というセミナーがスタート。ライオンが行った調査をもとにしたデータを検証しつつ、デンタルフロスの習慣化の現状について説明していただきました。

【調査の概要】
調査方法:Webによるアンケート
調査期間:2018年2月23~25日
調査対象:20代~60代の男女プレ調査を行い、フロス使用者で「習慣化できた人150名」「習慣化できてしない人150名」

検証1:デンタルフロス使用のきっかけ

習慣化できた人の49%、できなかった人の47%と実に約半数近くが歯科医院ですすめられたのがきっかけと回答。その他の「友人・知人に勧められた」「店舗で見た」「TVCMで見た」「口臭が気になった」の選択肢は、それぞれ10%以下という数値に留まりました。

検証2:習慣化できない理由は面倒くさいから?

習慣化できていない人に対する「なぜ習慣化できていないのか」という問いの回答として、約7割が「面倒くさい」と回答。一方、習慣化できている人のアンケートでも、半数以上は「面倒くさい」と思っていることがわかりました。このことから、「習慣化ができないのは面倒くさいからという理由だけではない。」と言えます。

検証3:習慣化できる人とそうでない人の思考の違い

  習慣化できた 習慣化できない
お口のケアに関する情報を積極的に調べている 44% 12%
歯の健康を保つためにはデンタルフロスが必要だ 57% 21%

習慣化できた人はそうでない人に比べて、お口のケアに関する情報を積極的に調べ、フロスの必要性を理解している方が多い傾向にあります。「面倒くさい」と感じていながらも、使用を続ける理由としては、そうしたデンタルIQの高さが伺えます。

検証4:デンタルフロスにも好みがある?

  習慣化できた 習慣化できない
さまざまなデンタルフロスを試した 45% 15%
お気に入りのデンタルフロスがある 67% 22%
同じ銘柄のデンタルフロスを購入している 82% 39%

習慣化できている人はさまざまなデンタルフロスを試し、使い心地を把握したうえで自分に合った商品を見つけていることが伺えます。その証拠にフィットするデンタルフロスが見つかってからは、同じ商品を購入している人が8割以上でした。

検証5:デンタルフロスの効果を実感しているか?

  習慣化できた 習慣化できない
デンタルフロスによって歯間の歯垢がキレイに取れている 61% 25%
デンタルフロスで取れた歯垢が臭わなくなった 47% 19%

デンタルフロスが習慣化できている人はそうでない人に比べて、効果を実感できている傾向にあります。この実感値が高いことは継続性に大きな影響を与えるようです。

検証6:健康に対する満足感の違い

「口や歯の健康に対する満足感」「体の健康に関する満足感」を100点満点で表してもらったところ、習慣化できた人の場合は80点以上をつけた人がどちらも約4割に達したのに対して、習慣化できない人は約2割~3割に留まっています。デンタルフロスの習慣化が“健康の実感”に少なからず影響を与えていることがわかります。

デンタルフロスを習慣化できている人の工夫とは?

データからもデンタルフロスを習慣化できている人とそうでない人の差が見て取れますが、習慣化できた人が実際に行っている工夫についても着目してみました。

デンタルフロスを習慣化するためには、「タイミング」が重要だと平野さんは語ります。調査の中でも習慣化できた人は、7割以上の人が「いつも決まったタイミングで使用する」と答えたのに対して、習慣化できていない人の8割以上が「気がついた時に使用する」という回答でした。

また、さらにタイミングの重要性を知ってもらうために、平野さんは海外で行われた以下の2つの研究を引用。

【実験1】健康行動の習慣形成について:条件設定が習慣化に与える影響(※1)
被験者を2つの群に分け、A群には「事前にデンタルフロスをいつ、どこで使用するのか」を、B群には「デンタルフロスの使用のみ」を指示した結果、A群はB群よりもデンタルフロスの使用日数が2週間後には2.2倍、4週間後には2.5倍になりました。このことからデンタルフロスを使うタイミングを決めることは、習慣化形成に有効だと言えます。

【実験2】フロス習慣形成:習慣形成の心理的要因の探索研究(※2)
同様に被験者を2つの群に分け、A群は「歯磨き前」に、B群は「歯磨き後」にデンタルフロスを行うようにした結果、8ヶ月後にはB群はA群よりも使う回数が3倍にもなりました。このことから日常の習慣となっている歯磨きの後に新しい習慣を追加した方が、より習慣が定着しやすいと言えます。

※1 Health Psychology,2010
※2 British Journal of Health Psychology,2013

また、実際に習慣化に成功した方が行っていた工夫に関して、自由回答で以下の2つの意見が出ています。

・工夫1:日常の習慣と同時に行う
日常的に行う歯磨き、お風呂、寝る前など、すでに習慣となっている行動とセットにすることでデンタルフロスを習慣化することを助けるとの見解がありました。

・工夫2:目に見えるところにフロスを置く
「歯ブラシとセットで置いておく」「浴室やリビングに置く」「すぐに使える状態で置いておく」など、デンタルフロスをすぐに使えるように置いておくことで習慣化が促進されたようです。

オーラルケアマイスター

最後にオーラルケアマイスターの平野さんはこう締めくくりました。「面倒くさい」という意識がある中でデンタルフロスを当たり前の習慣にするためには、「フロスの重要性」「自分に合ったアイテムの選び方」「上手な使い方」を知っていくこと。そして、日常の中で習慣化する用具やアイデアを見つけていくことが大切とのことでした。そして、デンタルフロスの効果を実感することでいつしか習慣として定着するという見解を示しました。習慣化することは簡単なことではありませんが、意識して取り組み続けることが重要のようです。

7/25に「クリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス」発売

なめらかスリムフロス

お口の健康を維持するうえでデンタルフロスの習慣化は必須だと言えますが、より使いやすいデンタルフロスをライオンが新たに開発。今回のセミナーでは、2018年7月25日(水)に全国で発売される新商品の「クリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス」の紹介も行われました。

デンタルフロスは、使い慣れていない方にとっては「うまく磨けるか不安」「使いづらそう」と感じることも多く、それが使わない・もしくは使うのをやめてしまう大きな理由となっています。「クリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス」は、そうした使い慣れていない初心者の方向けに作られたロールタイプのデンタルフロスのようです。

商品

「クリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス」は、ポリエステルとナイロンを使用した繊維の束で、従来の市販品よりも摩擦力を軽減し歯の隙間へ挿入しやすくなっています。また、1本1本が細い繊維の束になっていることで、より微細な歯垢まで取り除くことが可能。パッケージもコンパクトで気兼ねなく持ち運ぶことができるのも嬉しいポイントです。デンタルフロスを使ったことがない人がお試しで購入するのに最適な商品と言えるでしょう。

FUJIWARAフジモンさんの2WEEK フロスチャレンジ!

スクリーン

新商品発売に関連して発表されたのが、お笑いコンビFUJIWARAのフジモンこと藤本敏史さんによる「2WEEK フロスチャレンジ」というキャンペーンです。以前、健康番組でお医者さんに「お口の臭いが残念ですね」と言われたことや「娘さんに絵本の読み聞かせをした際、掛布団でさりげなく鼻を覆われた」というエピソードを持つ藤本さんが、デンタルフロスを使用することでどのような効果が得られるのかを検証してもらう内容になっています。

キャンペーン発表会や、フロスチャレンジの内容は特設サイト公式Twitter公式Instagramで随時更新されるので、ぜひチェックしてください!

デンタルフロスを習慣化して歯の健康を維持しましょう!

デンタルフロスは、通常の歯磨きだけでは取り除くことの難しいお口の中の汚れの除去に有効なアイテムです。お口をキレイに保つことは歯の健康を守ることはもちろん、ひいては体全体の健康を守ることにもつながります。デンタルフロスを使い慣れていない方からすると不安や面倒くさいと感じるかもしれませんが、継続して利用することで健康的な明るい未来が待っているはずです。

まずはお近くの薬局などで自分に合いそうなデンタルフロスを探してみましょう。「選択肢が多すぎてどれがいいのかわからない」という方は、クリニカの新商品「クリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス」を使ってみることをおすすめします。

▼クリニカのフロス一覧
http://clinica.lion.co.jp/product/#tab_product05

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【ライター紹介】 りんたろう

りんたろう

元売れない芸人兼売れない構成作家。現在は仮面で顔を隠した「ミステリアスWebライター」として日々、自分のキャラ作りに試行錯誤の日々を過ごしている。ちなみに怪しげな仮面の下に隠された“能面フェイス”はトップシークレットとされているとのこと。Ha・no・ne編集部では異色の存在となるべく奮闘中。「楽しく読めて、ためになる」そんな記事を届けたいという一心で生み出すレビュー記事は秀逸の出来映え。Twitterではフランクな語り口で趣味全開のどうでもいい呟きを量産している。

Twitter:りんたろう@仮面ライター
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