歯科衛生士から見たメンズホワイトニングの印象～ちぃ先生の手記第6回～

高まっているメンズホワイトニングの需要

歯のホワイトニングは主に女性に人気があるイメージですが、最近では男性でもホワイトニングをする人が増加傾向にあります。男性患者さんを対象にした「メンズホワイトニング」を専門に扱う歯科医院が現れるなど、美意識の高い男性を中心に注目を集めています。

特に男性の場合、タバコや会議中のコーヒー、打ち上げや飲み会で飲む赤ワイン、しっかりご飯を食べたい時のカレーなど、歯の黄ばみにつながりやすい生活習慣を好む人が多いように見受けられます。そうした歯の着色をもたらす生活を送っているがゆえに、自身の歯の黄ばみが気になり、「歯を白くしたい」という考えに至る人が増えているのかもしれません。

常に美容を気にしている女性とは異なり、普段から鏡で自分の顔をにチェックする習慣がないという男性も一定数いるでしょう。きちんとケアをしておらず、さらに歯の黄ばみにつながりやすい生活習慣を続けることで、気がついたときには「歯が真っ黄色になっていた！」と驚愕することがあるかもしれません。歯のキレイさは単に見た目の良し悪しだけの問題ではなく、仕事面での印象にも影響を与えるので、美意識があまり高くない男性であっても気にかける必要があるのです。

特に仕事面での見た目の印象を気にする方が多数

見た目が重視される仕事は、何も芸能人やモデルだけではありません。最近、特にメンズホワイトニングの需要が伸びているのは接客業や営業職など、人と接する機会が多い職種の男性です。白い歯は相手に清潔で爽やか
な印象を与えるため、ビジネスシーンでの第一印象の差につながる可能性があります。歯の見た目が不潔な人よりも、清潔感がある人と仕事をしたいと思うのは普通の感覚ではないでしょうか。商談が成功しやすくなるだけでなく、きっと女性からの好感度も上がるはずですよ。

実際にアンケートサイト「Qzoo」が20〜40代の働く男女300名を対象に行った「歯の白さに関する意識調査」では、歯が黄ばんでいるだけで「笑顔の輝き」が大きく低下するという回答が多く、7割の人が笑顔の魅力が「半減」すると感じるという統計結果が出ています。また、同調査では「仕事ができない感じがする・一緒に仕事をしたくないと思う人の特徴は？」という問いに対して「歯が黄ばんでいる」との回答が第3位でした。

歯が黄ばんでしまう原因は加齢など、不可抗力によるものもあります。しかし、人からの見た目の印象や仕事への評価にも関わるのであれば、メンズホワイトニングをしない手はありません。仕事においても恋愛においても「成功したい」と考えているのであれば、歯を白くすることでその可能性を少しでも高めることは得策だと言えるでしょう。

歯科衛生士も好意的？歯が白い男性のイメージ

歯科衛生士は職業柄、人の歯をよく見てしまいますが、歯が黄ばんでいたり、古い被せ物をそのままにして歯が変色してしまっていたりすると「ホワイトニングすればいいのにな〜」と思ってしまいます。ホワイトニングは自費診療なので、費用がすごく高いんじゃないかと思いがちですが、歯科医院によっては随分と安価でホワイトニングの処置が受けられます。

私の経験に基づく話なので世間一般でも共通しているかは定かではありませんが、ホワイトニングの施術を受けた方の1/3が男性でした。女性は見た目のキレイさを求めて「歯を白くしたい」と希望される方が多い傾向にありますが、むしろ男性の方が仕事や生活習慣などで必要性に迫られて歯科医院に処置を受けに来る方が多かったように思えます。

ヒゲを剃ったり、髪型をセットしたりする日頃の身だしなみを整える習慣と同じような感覚で、お口の身だしなみにも気を配っていただきたいものです。みなさんの歯は黄色くなっていませんか？「メンズホワイトニング」という言葉が注目されているように、男性でもホワイトニングをする方が増えている時代なだけに、この機会に歯科医院で処置を受けてみてはいかがでしょうか。

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【ライター紹介】　ちぃ先生

歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha･no･neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。

・ちぃ先生の手記まとめPART1 ～美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋～

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