突然の歯痛!旅行中に歯が痛くなる3つの理由とチェックしたい予防&対処法

2019.07.27 healthHa・no・ne編集部

旅行中の歯痛トラブルに陥りやすい3つの理由とは

旅行中に歯が痛くなりやすい理由① 飛行機の気圧変化

飛行機



旅行中に歯が痛くなる原因の1つは、飛行機による気圧変化が考えられます。飛行機内の気圧は地上よりも低いため歯の中の空気が膨張し、これによって痛みが生じる傾向にあるでしょう。飛行機に乗ったときに耳がキーンとするのと同じ原理ですね。

虫歯治療をおこない穴に薬を詰めているような状態だと、気圧の変化によって漏れだしてしまい、しみるような痛みを感じるケースもあります。また虫歯や歯周病によって膿ができている場合も同様なので、自覚症状がない人でも注意です。

もし旅行前に心配な症状があるさいは、事前に歯科クリニックへよく相談しましょう。

旅行中に歯が痛くなりやすい理由② 慣れない環境によるストレス

環境の変化



旅行は楽しいものですが、慣れない環境だけにストレスもたまります。それに、飛行機が苦手な人や高所恐怖症の人にとっては、飛行機に搭乗すること自体が大きなストレスになることでしょう。旅行中には、このようなストレスによって、痛みが増すという場合も考えられます。

旅行中に歯が痛くなりやすい理由③ 体力の低下・睡眠不足

疲れ



旅行先を歩き回っていると、どうしても体力を消耗しますよね。夜に遅くまで外を出歩いたり、旅先の話に花を咲かせていたりすると、寝不足になってしまうことも……。睡眠不足は歯周病の状態を悪化させる場合もあるので、歯が痛くなる一因だといえるでしょう。

現地で歯が痛くなったときにはどうすればいい?

痛み止め



現地で歯が痛くなったときには、まずは痛みを和らげる必要があります。効果が期待できるのは痛み止めを使う方法で、できれば自分の体質に合うものを旅行前に用意し、持参しておくといいでしょう。痛み止めには飲み薬と塗り薬の2種類があり、飲み薬であればドラッグストアで市販のものを購入することもできます。患部に直接使用する塗り薬は、歯科医院での受診が必要です。どうしてもという場合は、かかりつけ医に相談してみるといいでしょう。

また薬を使わずに痛みを和らげる方法としては、患部を冷やす、口腔内を清潔にするなどがあります。痛みがあるからといって歯磨きを怠ると痛みが強くなるので、要注意です。

とはいえ、旅行先での処置はあくまでも応急処置。我慢できないほど痛む場合にはやはり歯医者に行く必要があります。旅行から帰ったら、すぐにかかりつけ医に診てもらうようにしてください。

海外旅行先で歯医者に行く場合の注意点

海外の歯医者



緊急事態であれば、旅行先が海外であっても歯医者に行く必要性が問われます。しかし、そのさいに注意したいのは費用についてです。海外での歯科治療は、日本で歯科治療を受ける場合と比べ多くの場合は割高。かなりの出費になることを覚悟しなければいけません。

さらに、一般的な海外旅行保険では歯科治療はカバーされていません。虫歯の治療中などに海外へ渡航する場合には、歯科治療が補償内容に含まれている保険を選ぶとスムーズですね。

また、海外の歯医者にかかるときには言語が問題になります。日本語で対応してくれる歯医者をあらかじめ調べておくと、万が一のときも安心だといえるのではないでしょうか。

歯が痛くなるのを回避するには予防が大切

かかりつけ



歯が痛くなったときの対処も重要ですが、旅行中に歯が痛くならないようにするにはどうすべきでしょうか?そのためには、やはり予防が大切。虫歯などがある場合は、できれば旅行前に治療を済ませておくようにしましょう。しかし、治療を終える前に旅行に行く場合は医師に相談しておくことが大切。

旅行の直前に歯医者を受診しても間に合いません。旅行の数カ月前に、余裕を持って歯医者で検診を受けるようにしましょうね。もちろん、歯磨きなどの普段からのデンタルケアも怠らないようにしてください。

楽しい旅行のためにも正しい予防・対処を心がけて

旅行



せっかくの楽しい旅行も、歯の痛みに悩まされてしまっては台無しですよね。旅行をいい思い出にするためにも、予防は万全におこなうようにしてください。また、万が一歯が痛くなってしまったときには落ち着いて正しく対処するようにしましょう。トラブルが起きてもスムーズに対処できれば、問題なく旅行を続けられるのではないでしょうか。

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