ブリッジを入れる前に知っておきたいメリットとデメリット

2017.03.17 health小日向睦

ブリッジって何?どんな時に使うものなの?

図解

ブリッジは、歯を失ってしまったときに、歯に隙間ができないようにするもので、両隣の歯を土台にして、そこへ橋を架けるように人工の歯を入れるという治療法の一つです。ブリッジには、金属を使わずに作られる「セラミックブリッジ」や2本の歯を土台として4本の歯を作る「ロングブリッジ」などさまざまな種類があり、予算や症状に合わせて適切なブリッジを作ることができます。もちろん、作ったブリッジは本物の歯と同じように咀嚼ができ、美味しくご飯を食べることも可能です。

ブリッジを入れたときのメリットとは?

喜ぶ女性

見た目が本物の歯そっくり

ブリッジは見た目のよさが大きな特徴。特にセラミックブリッジは、金属を一切使わずに作られているので、パッと見ただけでは本物の歯と区別することができないほど。部分入れ歯の場合は、両サイドの歯にフックを引っかけなければいけませんが、ブリッジの場合はフックが必要ないので、とても自然な見た目に仕上がります。

手術が特に必要ない

ブリッジの最大のメリットと言えるのが、外科的な手術を行わなくて済むという点です。インプラントの場合は、歯を設置する前に土台となる部分を顎の骨に埋め込む手術が必要ですが、ブリッジの場合は、両サイドの歯を削って土台を作るため、手術が必要ありません。

保険が適用される

セラミックブリッジやロングブリッジといった特殊なブリッジの場合は、保険適用外になってしまいますが、ブリッジには保険が適用されるスタンダードなタイプのブリッジがあります。費用は、10,000~30,000円ほどと、比較的安い費用で済ませることができます。

また、保険適用外のブリッジの場合は、50,000~150,000円程度で高額になりますが、インプラントと比べると、多少安く済みます。とはいえ、保険が適応されるのは前歯で連続2本の欠損までなので注意しましょう。

ブリッジを入れたときのデメリットとは?

頭を抱える女性

両隣に歯がないと入れられない

ブリッジは両隣の歯を削って、土台にするため、両隣の歯がない場合は、装着できません。

土台になる歯の寿命が縮む

ブリッジは、自分の歯のように噛むことができますが、噛む力が強いため、土台となる歯の寿命が縮んでしまう可能性があります。特に、食いしばりや歯ぎしりなどの癖のある人は、土台に大きな負担がかかり、土台の歯の寿命が短くなることもあります。

歯のない部分の歯茎が痩せる

ブリッジを付けると、その下は歯茎がむき出しの状態になっています。歯がない歯茎は、歯肉が吸収されて歯茎が痩せてしまうことがあり、ブリッジを長期間入れていたけれど、インプラントがしたくなったときに、歯茎を治してからでなければインプラントができないことがあるので注意が必要です。

ブリッジはメリットがたくさん

ブリッジ

なんとなく耳にする機会のあるブリッジは、歯が抜けたときの代役として使われているものです。比較的丈夫で健康的な歯と同じように噛めるだけでなく、インプラントほど高額でもなく、さらに外科的な治療が必要もない、ということでたくさんのメリットがあります。ただし、健康な歯を削る必要があるなどデメリットもありますので、かかつけの歯科医師をよく相談しながら、ベストの方法を検討するようにしましょう。

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