将来的に歯がボロボロになりかねないNG習慣と歯をキレイに維持するための方法

2017.07.07 beautyReiko Okabe

将来的に歯がボロボロになるかもしれない4つの習慣

制止する女性

1.酸性の食品を摂りすぎる

炭酸飲料水が大好きという人は要注意。炭酸飲料は歯を溶かしてしまう可能性がある飲み物です。もちろん適度に摂取する分には問題はありません。しかし、過剰に摂取してしまうことで、“酸蝕歯”という状態になってしまうことがあります。

“酸蝕歯”は酸性の強い飲み物や食べ物を過剰摂取することで、口腔内環境が酸性に傾き歯が溶けてしまう状態です。自覚症状として、歯の形の変化や知覚過敏などがありますが、比較的気づきにくく、処置が遅れると歯を失うこともあります。

2.喫煙する

タバコに含まれている成分“ヤニ”は、とてもベタベタとした性質を持っています。タバコを吸うことで歯の表面にヤニが付着すると、歯磨きをしただけでは完全に取り除くことができません。また、歯の表面にヤニが就くことで細菌が溜まりやすい状態になり、虫歯や歯周病の進行を早めてしまう原因になることもあります。

3.歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりを、睡眠中無意識に行ってしまうことで徐々に歯が削れていきます。歯がすり減るだけでなく、顎の骨にも悪影響を及ぼします。しかし、睡眠中に無意識に行っているため、自分が歯ぎしりや食いしばりをしていることに気づかない人もとても多いです。

自覚症状として現れやすいのは、起床時の顎の痛みや、知覚過敏などです。これらの歯の変化を見逃なさいことが、早期発見・早期治療につながります。

4.虫歯や歯周病の放置

将来的に歯をボロボロにしてしまう可能性が高いのは、虫歯や歯周病になっているのに、治療せずに放置してしまうことです。虫歯の場合は、放置することで歯髄まで虫歯が進行し、神経を抜かなければいけなくなることも。特に上の奥歯からは、虫歯菌が副鼻腔内に入りやすく、感染すると副鼻腔炎になることもあります。

歯周病の場合は、症状が軽い場合は安静にして、しっかりと歯磨きを行うことで回復する可能性もありますが、すでにある程度進行しているのに放置してしまうと、歯周病になり歯がぐらつき、最終的に抜けてしまうこともあります。

歯を守るためにセルフケアできる4つのこと

抱き合う女性

1.毎日しっかりと歯磨きをする
将来的により多くの歯を残したいなら、毎日しっかりと歯磨きをすることが大切です。軽度の歯周病の場合は歯磨きをしっかりと行い、歯周ポケット内のプラークをきちんと除去すれば改善することができます。

また、虫歯の場合も歯磨きをしっかりと行い、唾液量を増やして再石灰化の力を強めることで、改善が期待できます。

2.歯間ブラシやデンタルフロスなどを使う
歯磨きと平行して行いたいのは、歯間ブラシやデンタルフロスによる歯と歯の間のケアです。歯ブラシの毛が入りらない隅々のプラークを落とせて、清潔な口腔内を維持することができます。

3.マウスウォッシュやイソジン液で口腔洗浄
殺菌効果のあるマウスウォッシュ、または、イソジン液などで定期的にうがいをするのも効果的なセルフケアです。これらは、口腔内に住み着くトラブルの原因となる菌類を殺菌する働きがあります。歯磨きやデンタルフロスなどと併用しましょう。

4.規則正しい生活習慣を意識する
規則正しい生活習慣というのは、歯の健康を維持するための基本的なケアです。寝不足や疲れなどによる免疫力の低下は虫歯菌や歯周病菌の活動を活発にしてしまう原因です。NG習慣を改善し、なるべく規則正しい生活をして、免疫力を高めましょう。

歯を失う前に歯科医院を受診しましょう

今回ご紹介した歯がボロボロになりかねない4つの習慣で、すでに歯に異常が現れている場合、もちろんセルフケアも大切ですが、もっとも大切なのは現状を把握することです。

そのため、なるべく早い段階で歯科医院に足を運び、歯の現状を知りましょう。そして、状態に合わせたケアを行い、将来歯を失って後悔しないようにしてください。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事