“10代アイドルより美ボディ”のカリスマが直伝! 自宅でできるフェイスマッサージ「LHJメソッド」
「LHJメソッドの基本はまず筋膜・筋肉を緩めること」
Ha・no・ne編集部:森下(以下森下)
実際にお会いして、想像以上のお美しさに驚きました……!ぜひ木村先生の美の秘訣をじっくり学ばせていただきたいです。早速ですが、木村先生は「LHJメソッド」と呼ばれる独自の美容法を開発されましたよね。くわしく教えていただけないでしょうか?
(株)新成堂ホールディングス 美容漢方 SINSEIDO LHJ 代表トレーナー:木村友泉さん(以下木村)
LHJメソッドは「筋膜・筋肉を緩める」ことをベースにした美容法です。筋力トレーニングをする際も、筋肉が硬くなった状態のまま無理に動かすと身体を傷めてしまうので、まずは筋肉を緩めますよね。それと同じように、LHJメソッドでは硬くなった筋膜や筋肉をまず生まれたての赤ちゃんのような柔らかい状態に戻してあげて、そこから「育む」、つまり正しい動かし方をすることでさまざまな悩みにアプローチするんです。
森下
普段自覚することはあまりないですが、筋膜って硬くなっているんですね。
木村
筋膜は全身を覆っているんですが、身体でも顔でも、筋膜が硬くなって癒着している部分があります。たとえば前屈をすると、太ももの筋肉が引っ張られて痛く感じるときがありますよね?これは筋膜が癒着しているために起こります。これが顔の場合だとさまざまな悩みの原因になり、最悪の場合顔面神経痛が起こることもあるんです。なので、癒着している筋膜を定期的に剥がして柔らかくしてあげる必要があります。
森下
あ!そういえば私もたまに目の周りがピクピクするときがあります!
木村
そういうときは、まず目の周りの筋膜を緩めます。それから少し筋肉を押したり動かしたりしてマッサージするといいですよ。肩が痛いときとかも、初めからグリグリ押したりポキポキ鳴らしたりしがちだけど、本当はそれってあまり良くないんです。まずは軽く動かして筋肉と筋膜を緩めてあげるところから始めてくださいね。
森下
参考になります……!
「緩んだ筋肉を正しく動かすことで“育む”ステップへ移行」
木村
LHJメソッドでは、筋肉・筋膜を緩めるとともに精神的な緊張を緩めることも大切です。最初から「小顔になるぞ!」と力むのではなく、まずは軽くマッサージすることで筋肉・筋膜を緩めつつ精神的にもリラックスした状態をつくるんです。そして筋肉・筋膜も心も十分に緩んだら、次は「育む」ステップに移ります。
森下
「育む」ステップとは具体的にどのようなことをするんでしょうか。
木村
緩んだ筋肉を正しく動かします。たとえば、自分が表情をつくる際の癖を自覚したうえで、できるだけその癖が出ないように「正しい表情」をつくるトレーニングをするとか。また、正しく動かすことができないほど筋膜が癒着している場合は息指圧を行います。この際は「トリガーポイント」と呼ばれる痛いところ、硬いところを押していきます。LHJメソッドでの息指圧とは呼吸法と指圧を組み合わせたものです。深呼吸しながら息指圧して、筋膜の癒着を剥がしていくんです。
森下
なるほど。
「自分や周りに感謝し慈しむ内側からの変化が大切」
木村
そして最後に、自分の身体や周りの環境に対して感謝し、慈しむ時間をつくる。自分の顔が嫌いだったり、コンプレックスを持っていたりする人ってたくさんいますよね。でも、そういった自己否定がなくなると、人って本当に変わるんですよ。生まれ変わったんじゃないかってくらい。
森下
内側からの変化も大切ということですね。
木村
その通り。だから自分や周りに感謝し慈しむことが大切なんです。
森下
ちなみに、内側からの変化にも着目するようになったきっかけはどのようなものだったんでしょうか?
木村
元々薬剤師として働いていたのですが、いろんな患者さんを見ているうちに、薬で良くなる人と良くならない人がいることに気づきました。何が違うんだろう?と思って観察していたら、「自己否定しがちな人は治りにくい」ということが見えてきたんですよね。それから、内側からの変化にもアプローチしていかなければならないなと感じるようになりました。また、患者さんの中には薬が効かない人もいます。そういった人を見ている中で薬の限界を感じ、別のアプローチが必要だと思うきっかけになりました。
森下
過去の経験からの学びだったんですね。
木村
そうです。そもそも、今の活動も自分自身が幼少期に気管支の切開という大きな手術を受けて命を救ってもらったことがルーツになっているんですよ。
「私も他の人の健康に貢献できるようになりたい」という想いを持っていたことから現在に至っています。
森下
素晴らしいことですよね。記事を読んでいる方にもそんな木村先生のメソッドをお届けしたいと考えているので、ぜひ実際に自宅でできるフェイスマッサージの方法をご教授いただければと思います。
木村
もちろんです。手順としては、まず自分の顔をチェックするところから始めます。
その1:チェック項目を確認する
木村 チェックすべきなのは、「食いしばりによる骨の隆起が歯ぐきにないか」「顔の歪み・左右の違いはないか」「片方だけで噛む癖がないか」「骨盤が歪んでいないか」「自己否定の気持ちがないか」です。2つ以上当てはまる場合は要注意ですよ!
その2:骨振動で筋膜・筋肉を緩める
木村
チェックポイントに心当たりがあれば、次は骨振動で筋膜・筋肉を緩めていきます。まずは耳下に手を添えて顎に親指を引っかけた状態で、頭を後ろにもたれかけます。そして、顎ではなく身体を少し揺らすようなイメージで、骨に軽~い振動を与えていくんです。
森下
(実際にやってみて)こんな感じですか?
木村
そんな感じです!このときは上の歯と下の歯を離して、舌を上顎にくっつけてください。歯同士がくっついていると咬筋が緊張してしまうんです。振動を与えてみて、硬い感じがしたらそれは体液の循環が悪いということ。優しく振動を与えて体液の流れを良くしていきましょう。
森下
おお~……なんだか柔らかくなってきているかも。
木村
そうですね。溜まっていた体液が流れるので、これだけでもむくみが取れて小顔を実感できるはずですよ!
その3:深呼吸をしながら息指圧する
木村
筋膜・筋肉を緩めたら、いよいよ息指圧をしていきます。顔を触ってみると少し痛いところが見つかると思いますが、そういったところに圧をかけていくんです。息指圧をするときは深呼吸をしながら押すのがポイント。深く吸い込むのと同時に押して、吐いてから2カウント後に徐々に緩めます。
森下
結構痛みがありますね。効きそうです!
木村
終わった後は顔にはっきり変化が出ますよ。ただし、やりすぎると色素沈着してしまうので48時間のインターバルを空けてくださいね。
その4:顔全体を上から下方向に優しく撫でる
木村
最後に、顔全体を優しく撫でていきます。中心から外に向かって、上方向にそっと撫でるだけでOK。これで終了です!この一連のステップを2日1回行ってくださいね。1週間ほど続けてみれば、明らかな効果が実感できるはずですよ。
「マッサージした左半分の顔に明らかな変化が!」
森下
今回は先生のご指導のもと、写真でいうと左側の顔のみマッサージしてみたのですがいかがでしょうか?
↓
施術前と見比べてみると、横に伸びていた顔がしゅっと真ん中に寄ったように見えるのがわかるかと思います。また、左右の目の大きさの違いが気になっていたのですが、施術後は気にならなくなりました!たった一度の施術でここまで変化が出るとは驚きです。
「変化の実感に満足することなく“継続する”ことが大切」
これまで自分でやるフェイスマッサージには難しいイメージを抱いていましたが、木村先生のLHJメソッドはとても簡単。ポイントはまず筋膜・筋肉を十分緩めてから息指圧に移ること。そして、自分の身体を慈しむこと。このステップさえしっかり頭に入れておけば、自宅でも簡単に効果的なフェイスマッサージを実践できます。今回はたった数分間マッサージしただけでしたが、それでも変化を実感することができました。
ただし、木村先生いわく大切なのは「継続する」ことだそうです。せっかく効果を実感できても、続けなければいずれはもとに戻ります。継続は力なり。ぜひ2日1回から継続して取り組み、理想の小顔を手に入れましょう!
▼取材協力▼
美容漢方SINSEIDO / LHJ
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