歯科におけるヒアルロン酸注入のメリットとデメリット

2017.08.29 beautyReiko Okabe

歯科のヒアルロン酸注入療法とは

歯科医院で行えるヒアルロン酸注入療法は、口元のさまざまなお悩み改善が期待できます。たとえば先ほどお伝えしたように、口元の細かいシワや深くなってしまったほうれい線が目立たなくなることに加え、唇のボリュームアップ、たるんでしまった口角の改善などが期待できるのです!

加齢とともに、シワやほうれい線が気になり始めた人やボリュームを失った唇にお悩みのお持ちの人におすすめです。ではなぜ歯科医院でのヒアルロン酸注射がおすすめなのかは次でくわしく紹介します。

ヒアルロン酸注入療法のメリット

痛みが少ない

美容外科では肌の表面にヒアルロン酸を注射するという方法が一般的ですが、歯科医院の場合は表皮だけではなく、口腔内の粘膜に直接注射でき、表面に注射をするよりも痛みが少ないと言われています。また、注入時の痛みをより軽減させるために、口腔内から麻酔をすることも可能です。さらにヒアルロン酸自体にも麻酔が含まれているので、痛みを軽減できます。

短時間で治療が終わる

ヒアルロン酸を注入する範囲によっても異なりますが、注射するのにかかる時間は約30分。非常に短い時間で治療が終わるため、身体的なストレスをほとんどかけずに治療が終わります。また、副作用が出ない限りヒアルロン酸注入は、注射をしたその日のうちにメイクをすることもできます。

修正も可能

ヒアルロン酸注入療法を受けてから、数日後に改めて自分の顔を見たら、ヒアルロン酸を入れすぎてしまったせいで不自然に膨らんでしまったという場合には、ヒアルロン酸分解酵素を用いることで調整ができます。

唇のボリュームアップもできる

ヒアルロン酸注入療法では、口元のシワやほうれい線以外にも、唇にヒアルロン酸を注入し、ボリュームアップさせることもできるため、トータル的に口周りをきれいにできます。

ヒアルロン酸注入療法のデメリット

治療を受けられない場合がある

糖尿病や膠原病などの持病を持っている人は、ヒアルロン酸注入療法を受けることができない場合があります。また、その他にも妊娠していたり、授乳をしたりする場合、子どもにどのような影響が現れるか定かではないため、受けないほうがいいとされています。

効果はずっと続かない

ヒアルロン酸は徐々に体に吸収されてしまうので、残念ながらずっといい状態を持続できるわけではありません。おおよそ1回の注射で1年持続するとされていますが、個人の吸収の度合いや注射をした部分やヒアルロン酸の量などによって変わってきます。

すぐに戻ってしまう可能性もある

再度注射をすれば解決されることがほとんどですが、注射をして数日経ったころにもとに戻ってしまうこともあります。

腫れや内出血

ヒアルロン酸治療はメリットがたくさんある一方で、稀ではありますが注射をした部分の腫れや内出血といった副作用が出ることがあります。いずれも、時間が経つと自然に治るものなので安心してください。

質の悪いヒアルロン酸も出回っている

ヒアルロン酸注入療法で使われるヒアルロン酸は海外製のもので、中には質の悪いヒアルロン酸も出回っていることも……。この場合、注射後にすぐ戻ってしまう可能性もあるので注意しましょう。

実績のある歯科医院を探しましょう

ヒアルロン酸注入療法は基本的に安全で、アレルギーを発症することもほとんどありませんが、副作用として腫れや内出血を起こしてしまう可能性があるので、なるべくヒアルロン酸注入療法の実績のある歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

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