「痛っ……」、口内炎からお口を守る3つの予防方法
予防方法1.口腔内は常に清潔に維持すべし!
最初の予防方法は、口腔内をいつでも清潔に維持することです。口腔内に食べかすなどが残っていると細菌が増殖しやすく、口内炎になりやすくなると考えられています。
清潔への第一歩は歯磨き
口腔内を清潔な状態に維持する基本は歯磨きです。手に余計な力が入らないように歯ブラシを持ってブラッシングしましょう。力を入れてゴシゴシと磨いてしまうと、物理的な刺激が加わり逆効果になることもあります。注意しましょう。
殺菌効果のあるマウスウォッシュ
歯磨きに加えて、殺菌効果のあるマウスウォッシュを使うことも口内炎の予防につながると言われています。口腔内の細菌を殺菌すれば、口内炎が発症するリスクを減らすことができます。
定期的に歯科医院を受診
歯磨きやマウスウォッシュを毎日行っても、取り除くことができない歯垢があります。そのような歯垢は時間が経つと歯石に変わっていきます。歯石は、ブラッシングだけでは落とすことができない硬さです。セルフケアでは取り除くことが難しいので、定期的に歯科医院を受診しましょう。
受診は歯科医院では歯石の除去に加え、虫歯や歯周病のチェックなどで口腔内全体の状態を把握することにもつながります。定期的に受診することで、口腔内を常に清潔な状態に維持することができるでしょう。
予防方法2.抵抗力を高めるべし!
風邪や体調不良などが原因で免疫力が低下すると、細菌に抵抗する力が弱くなるため、口内炎のリスクが高まると考えられています。そのため、免疫力を上げることも口内炎の予防につながります。
偏った食生活を改善する
免疫力を高めるために意識したいことは、偏った食生活を改善することです。肉と米だけの食生活やカップラーメンばかりを食べている方は、野菜中心の食生活に切り替え、栄養をバランスよく摂取するようにしましょう。
しっかりと睡眠をとる
規則正しい生活をすることで免疫力は高まります。寝不足気味の方は、決まった時間に睡眠をとることで免疫細胞の活動が活発になります。規則正しい睡眠が、口腔内の細菌の働きを弱めることにつながると考えられます。
継続的に運動して免疫力UP
運動をすることで免疫力を高めることができるのでおすすめします。運動の中でもウォーキングやランニング、軽めの体操などは筋肉量が増えて体温を上がるので、免疫力を向上させることができます。継続的に適度な運動をする習慣を身につけましょう。
予防方法3.外傷・物理的な刺激を避けるべし!
口腔内を噛まないようにする
頬の内側や舌など、口腔内を頻繁に噛んでしまう方は口内炎ができやすいと考えられます。口腔内を噛んでしまうのは食事中やおしゃべり中が多くなりますが、それ以外にも体重が増加し頬の内側が厚くなることも原因となります。なるべく傷をつけないように気をつけましょう。
詰め物や矯正器具のチェック
歯科医院での虫歯治療時には、詰め物や被せ物などをします。しかし、これらの高さなどが合っていない場合、口腔内の粘膜と接触してしまい、その接触した刺激が口内炎の原因となることもあります。その他にも、歯列矯正などで使う矯正器具が原因となることも。もし、慢性的に口腔内に刺激を与えてしまっているのであれば、なるべく早めに歯科医院で調整をしてもらいましょう。
熱すぎる・冷たすぎる飲食物を控える
熱すぎたり、冷たすぎたりする食べ物や飲み物も、口内炎を発症させる原因になることがあります。熱すぎるものは少し冷まして、冷たすぎるものは少し温めてあげることが、口内炎になるリスクを下げてくれます。
予防方法を押さえて口内炎を防ぐべし!
上記で紹介した3つの予防方法のように、定期的な歯科医院の受診を習慣化したり、普段の生活習慣を改善したりすることで口内炎を予防することができます。ぜひみなさんも予防法を押さえて、口内炎を防ぎましょう。また口内炎が長引くようであれば、その他の病気が原因になっていることも考えられます。「いつか治るでしょ!」と自己判断はせずに、歯科医師に相談するように心がけましょう。