黄ばんだ歯が白くなる?重曹うがいの効果とやり方

2017.11.09 health福本春香

重曹うがいのやり方

重曹うがいはとても手軽にできます。まず食用の重曹ティースプーン一杯程度(3~4g)を、500mlの水に溶かします。ペットボトルに入れてシャカシャカ振ると簡単に混ざります。これを歯磨き後や食後に口に含み、30秒ほどクチュクチュとうがいをするだけです。このときガラガラとうがいをするのではなく、口をゆすぐようにしてください。

つくった重曹水は冷蔵庫で1週間ほど保存が可能です。歯ブラシに直接重曹をつけたりペースト状にして歯磨き粉代わりに使ったりする方法もありますが、研磨効果が強すぎるのでおすすめできません。クリーニング効果を期待する場合は、うがいの後に軽くブラッシングするといいでしょう。

重曹うがいで歯は白くなるの?

重曹で口腔ケアをすると歯が白くなるといわれていますが、実際はホワイトニングのようにもともとの歯の色より白くなることはありません。ホワイトニングの場合は、エナメル質の内部まで沈着した着色を無色透明に分解します。そのため歯の黄ばみまで白くなります。

それに対して、重曹うがいは歯の表面に付着した汚れや着色を浮かせて落とします。重曹には着色汚れと結合しているタンパク質を分解し、研磨作用によって汚れをこすり落とす働きがあるのです。その効果によって、重曹うがいをすると歯の表面の汚れがクリーニングされてキレイになります。

重曹うがいがもたらすうれしい効果

重曹うがいは歯をキレイにするだけではなく、ほかにも一時的にお口の中にうれしい効果をもたらしてくれます。毎日のデンタルケアにプラスすると、お口の中がより爽やかになる効果が期待できそうです。

口臭予防

重曹はアルカリ性の炭酸水素ナトリウムなので、酸性の物質を中和する働きがあります。酸性の物質が原因で口臭が発生している場合に、消臭効果を発揮します。口臭にはさまざまな原因がありますが、舌にこびりついた汚れや食べかすは基本的に酸性の物質として臭いを発しています。そのため、重曹でのうがいは効果的といえるでしょう。

ただし、この消臭効果はあくまで一時的なもの。虫歯や歯周病などが原因となっている場合は、根本から治療しなければ口臭はなくなりません。

虫歯予防

食後は口の中が酸性に傾き、虫歯菌が酸をつくって歯を溶かしやすい状態になっています。その環境をもとに戻してくれるのが唾液です。実は重曹にはこの時の唾液と同じ働きがあり、酸性になった口腔内を中和するお手伝いをしてくれます。もちろん、重曹だけで大きな虫歯予防効果があるわけではないので、フッ素やミネラルが配合されたデンタルケアグッズと併用することをおすすめします。

歯周病による歯肉炎の緩和

重曹には歯ぐきの腫れを一時的に緩和する働きがあります。そのため重曹うがいにより多少歯肉炎の症状が抑えられる効果が期待できます。ただし、歯周病の根本的な原因となるのは歯周ポケットに潜む歯周病菌です。この菌を取り除くのにうがいでは不十分で、デンタルフロスなどを使用する必要があります。まずは歯科医師に診てもらったうえで、重曹うがいが適切かどうかを相談してみましょう。

重曹うがいの注意点

簡単にできる重曹うがいですが、自己流で行っていると逆効果になってしまうこともあります。注意点を知ったうえで、お口のケアを行っていきましょう。

濃度を濃くしすぎない

重曹にはナトリウム(塩)が含まれています。つまり過剰に摂取してしまうと、塩分の摂り過ぎということになります。高血圧や妊娠中の方は特に注意が必要です。うがいの水をつくるときは濃度を濃くしすぎないようにし、回数も頻繁にならないように調節しましょう。また、うがいした水はきちんと吐き出すようにしてください。

重曹で歯をガシガシ磨かない

重曹でうがいしたあとに強くブラッシングすると、研磨剤でエナメル質や歯ぐきが傷ついてしまいます。エナメル質が傷つくと、その傷にさらに汚れが付着しやすくなってしまい逆効果です。軽くうがいをする程度にとどめておきましょう。

適切な方法で重曹を有効活用しましょう

上記で紹介したように、重曹は適切な方法で使用することで、お口のケアに役立ちます。簡単に入手できるものなので、日常的に取り入れていきたいですね。ただし、虫歯や歯周病の治療中の方は、きちんと歯科医師に相談したうえで使用するようにしましょう。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事