歯列矯正は保険の適用範囲内?~気になる治療費の相場~

2018.01.03 healthSUE

歯列矯正の種類ごとの相場

歯列矯正にはいくつかの治療方法があり、その種類によって費用も異なります。ここでは、歯列矯正の種類ごとの相場についてまとめました。

その1:表側ブラケット矯正

歯の表側に矯正装置を付ける治療方法で、もっとも一般的な歯列矯正だと言えます。乱れた歯並びや咬み合わせを整えられることがメリットですが、口を開いたときに矯正装置が目立ってしまうのがデメリットです。ただし、最近では従来の金属ブラケットより目立ちにくい審美ブラケットも使用されています。相場は60~100万円ほどです。

その2:裏側ブラケット矯正

ブラケットを裏側から装着する方法で、見た目が気になる人にはおすすめです。また歯の裏側は歯の表面を保護しているエナメル質が厚いため、表側ブラケット矯正に比べると虫歯になりにくいと言えます。デメリットとしては、舌がブラケットに当たるため違和感があることが挙げられます。相場は110万~150万円ほどです。

その3:ハーフリンガル矯正

表側ブラケット矯正と裏側ブラケット矯正を組み合わせたのが、ハーフリンガル矯正です。口を開けたときに見えやすいのは上の歯であるため、上の歯だけを裏側ブラケット矯正します。表側矯正と裏側矯正のいいとこ取りをした矯正方法だといえるでしょう。相場は90万~130万円ほどです。

その4:マウスピース矯正

透明なマウスピースを歯に装着することで、少しずつ歯を動かしていく方法です。装着していても周囲の人から気づかれることはあまりなく、また自分で簡単に取り外すことができます。ただし、ブラケットを使った矯正のように歯を大きく移動させることはできません。相場は60~80万円ほどです。

その5:部分矯正

歯全体を矯正するのではなく、一部分だけを矯正する方法です。全体的に歯並びが悪い場合には推奨されませんが、一部分だけ気になるときには部分矯正が適しているかもしれません。費用は他の矯正方法に比べると比較的安く、相場は15~80万円ほどです。

総額制と別払い制

歯列矯正の支払い方法は、大きく総額制と別払い制の2種類に分けられます。総額制では、矯正治療をはじめるときにトータルの値段を提示してもらいます。これには治療費そのものはもちろんのこと、治療後のメンテナンス費も含まれています。そのため、後から追加料金を支払うことなく治療を終えられます。ただし、治療期間が短くなっても減額されることはありません。

別払い制は治療を受けるたびに支払いをする方法で、一般的にはこちらのほうが多いかもしれません。別払い制であれば余分に費用を払う必要はありませんが、治療が長引いたときには予定よりも費用が高くなります。歯科医院でカウンセリングを受けるときには、支払い方法についても確認しておくとよいでしょう。

まずは歯科医院でカウンセリングを

歯列矯正の値段は矯正の種類や歯科医院によって異なりますが、決して安い治療ではありません。とはいえ、歯並びを整えるのはとても大事なこと。見た目の印象が変わるだけではなく、歯の健康、さらには全身の健康にも影響を及ぼします。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事