病気の兆候かも?舌に歯型がつく6つの原因

2018.01.04 healthオオタカ

舌に歯型がつく原因

東洋医学において、舌は体質や健康状態を表す“健康の鏡”とされており、「舌診(ぜっしん)」という言葉があるほど重要視されてきました。舌の先やふちなどに歯型がついている場合は、何らかの健康不良のサインであることが考えられます。舌に歯型がつく原因としては大きく分けて6つ挙げられます。

原因1:トゥース・コンタクト・ハビット

「トゥース・コンタクト・ハビット」とは歯列接触癖を意味します。上下の歯は、口を閉めていても完全に接触せず、隙間が空いています。食事や会話の時間も含めて接触する時間はせいぜい20分程度と言われています。それがストレスなど何らかの原因で、寝ている間に歯を噛み続けていると舌のふちに歯型がつき、肩が凝るなどの症状につながります。食いしばりや歯ぎしりでも、同様のことが起こります。

原因2:むくみ

健康状態によって舌がむくんでいることがあります。舌がむくむと、舌の先や舌のふちに歯型がつきやすくなります。舌のむくみは新陳代謝が悪い人に多く見られ、手足の冷えにつながります。また疲れやすかったり、腎臓病や甲状腺の病気をもっていたりする場合もむくみの原因になりますので、注意が必要です。

原因3:低位舌

舌の先が上の前歯のすぐ後ろに位置し、舌の広い部分が上あごの天井部分に軽く触れているのが舌の正しい位置です。しかし、舌の筋力が低下すると、舌の先が下の前歯の先を押している状態になります。これを「低位舌(ていいぜつ)」といい、舌の側面に歯型がつきます。睡眠時無呼吸症候群、ドライマウス、受け口などの原因になるほか、歯周病の悪化といった症状が起こります。

原因4:歯並びや噛み合わせ

舌に歯型がつく原因の1つが、歯並びの悪さです。虫歯治療など詰め物や被せ物をして噛み合わせが悪くなった場合も、舌に歯型がつくことがあります。

原因5:舌の大きさ

体重が急激に増えることによって、舌も大きくなることがあります。稀ですが舌の筋肉繊維が肥大化する「巨舌症」や、成長ホルモンの過剰分泌が原因で舌が肥大する「先端巨大症」によって、舌に歯型がつくケースがあります。

原因6:舌がん(ぜつがん)

舌がんは舌の一部が赤や白に変色したり、しこりのようなものができたりします。口内炎と間違えやすいのですが、口内炎は長期間にわたり症状が続くことはありません。このような症状が2週間以上続いた場合は要注意です。舌がんも、舌の先端や側面に歯型がつきやすいという特徴があります。長期間、歯が舌に触れていると舌がんになりやすいとも言われています。

舌に歯型がつく原因の対処法

舌に歯型がついたり、舌が腫れたりするといった症状があまりに頻繁に起こる場合は、できるだけ早めに医師の診察を受けることをおすすめします。以下では上記で紹介した原因の対処法について紹介します。

トゥース・コンタクト・ハビットの対処法

トゥース・コンタクト・ハビットや歯ぎしり、食いしばりの場合は、まずはご自身が自覚し、意識的に歯が触れ合わない癖をつけることが大事です。その上で、歯科医院で診察を受けることをおすすめします。

むくみの対処法

体と舌にむくみがある方は、生活習慣を改善する必要があります。食生活では塩分を控えめにし、過度な飲酒や喫煙を控えるようにしてください。また、ストレッチなど適度な運動を行ったり、ゆっくり時間をかけて入浴し体を温めたりするのも効果的です。もし、疾患が疑われる場合は内科で診療を受けましょう。

低位舌の対処法

歯科医院で、舌を正しい位置に導くガムトレーニングや口腔筋機能療法MFT、マウスピースに似た端正装置「パナシールド」を装着するなどして治療します。舌回し体操や舌を上あごにつけるといった、舌の筋肉を鍛える運動を行うと改善が期待できます。

歯並びや噛み合わせの対処法

矯正治療の専門医がいる歯科医院で治療します。目立たない矯正装置やマウスピース型の矯正装置など、ライフスタイルに合わせた治療も可能です。

舌の大きさの対処法

肥満が原因で舌が大きくなった場合、ダイエットによる生活習慣を見直す必要が生じます。巨舌症は大学病院の歯科口腔外科で受診しましょう。場合によっては手術が伴うことがあります。先端巨大症は大病院の内科で診察を受けることをおすすめします。

舌がんの対処法

症状が2週間以上続いたら、歯科口腔外科や歯科口腔内科を受診して検査を受けてください。口内炎と間違いやすいので自己判断は決してせず、医師の診察を受けましょう。

舌が出す不調のサインを見逃さないように!

舌は健康の鏡とされ、私たちの体の状態をいち早く伝えてくれます。1日1回は歯磨きの際に舌の様子も観察し、歯型がついていないかチェックしてください。不審な点があれば歯科口腔外科などで診察を受け、病気が進行する前に早期治療を心がけましょう。

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