着色の要因にも!?日常生活で歯が傷つく原因と対処法

2017.12.01 healthオオタカ

歯が傷つく原因とは?

歯が傷つく原因は、毎日の生活の中の色々なところに潜んでいます。まずは、どのようなことが原因で歯が傷つくのかを確認しましょう。

原因1:歯磨きのしすぎ

歯を清潔に保つために欠かせない歯磨きですが、やりすぎてしまうと歯を傷つけてしまうことがあります。歯磨きをしたときにいつも出血しているという人は歯磨きをし過ぎている可能性が高いと言えます。正しい方法で適度に歯磨きを行うことを心がけましょう。

原因2:歯周病

歯周病とは歯を支える組織に炎症が起きる病気のことで、日本人では30歳以上の人の約8割が罹患している、もしくは予備軍であると言われています。歯周病によって歯ぐきが下がって露出した部分はエナメル質に覆われていないので、歯が傷ついたときと同じ状態になります。

原因3:歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは非常に多くの人が日常的に行っており、自覚がないという人も少なくありません。しかし、ときに体重以上の力がかかることもあり、歯への負担はかなりのものです。キーキーと音がするイメージですが、音がしないタイプの歯ぎしりもあるので注意しましょう。

原因4:ホワイトニング

白くてきれいな歯を目指して歯医者や自宅でホワイトニングをする人が増えていますが、ホワイトニングをした後は一時的に歯が刺激に弱くなります。重篤な副作用はないと言われるホワイトニングですが、施術中に痛みが出ることからもわかる通り歯にある程度の刺激を与えることは覚えておきましょう。

原因5:歯にダメージを与える生活習慣

普段何気なく行っていることが歯の傷につながっていることは少なくありません。まず、硬いものを食べると歯に負担がかかるため傷ができる原因となります。また、口寂しさから常に何かをつまんでいるような状態だと口の中が長時間にわたって酸性に偏るため歯が溶けやすくなります。その他、喫煙や炭酸飲料なども歯を傷つける一因となります。

歯を傷つけないための対処法

歯が傷つく原因がわかれば、それを防止するための対処もできるでしょう。歯をできるだけ傷つけないためには以下の対処法を検討しましょう。

対処法1:正しく歯磨きをする

健康な歯を守るための基本は、やはり正しい歯磨きです。力を入れてゴシゴシと歯磨きをすると歯を傷つけてしまいがちなので、優しく歯を磨くようにしてください。また、歯ブラシの選び方も大切なポイントです。柔らかい歯ブラシを使用し、古くなった歯ブラシは新しいものに取り換えるようにしましょう。歯磨きを正しく行うことで、歯が傷つくのを防ぐとともに歯周病も予防できます。

対処法2:マウスピースをつける

起きているときの食いしばりはしないように意識することはできますが、寝ているときの歯ぎしりはそうはいきません。歯ぎしりの原因は主にストレスであり、根本的な改善は困難です。そこでおすすめしたいのが、マウスピースの装着。自分の歯型に合わせたマウスピースを装着することで、歯ぎしりによって歯がすり減るのを防ぐことが期待できます。

対処法3:薬剤の濃度を薄める

ホワイトニングの際には専用の薬剤を使用します。そして、この薬剤によって知覚過敏になることがあります。ホワイトニングをしたいけれど歯に対する刺激は抑えたいという人は、薬剤の濃度を薄めるとよいでしょう。特に歯医者でホワイトニングを行うときの薬剤濃度は高めなので、あらかじめ不安な点を医師に相談してください。

対処法4:日ごとから生活習慣を意識する

食生活をはじめとした生活習慣によって歯が傷つくことを知らなかったという人も多いと思います。しかし、歯に悪影響を与える生活習慣をずっと続けるのはやはりよくありません。「塵も積もれば山となる」という言葉通り、どんどん状態が悪化してしまう恐れがあります。一度自分の生活習慣を見直して、必要以上に歯にダメージを与えていないか考えてみてください。

まとめ:痛みが強いときは歯医者で診察を

上記で紹介したように、普段の心がけによって歯を傷つけずにケアを行うことできるでしょう。しかし、状態が悪化してしまうとセルフケアだけで対処するのは難しくなります。強く痛みを感じたら、無理をせずに歯医者を受診するようにしてください。

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