その頭痛・肩こり・腰痛、もしかしたら歯の状態が関係している……!?

2018.03.20 healthイクミ

歯痛と頭痛にはどんな関係がある?

意外と知られていませんが、実は「歯痛」と「頭痛」は深く関係しています。歯と頭は神経が近い場所にあるため、痛みの併発が起こりやすい部位なのです。

また、虫歯の痛みを我慢していると、そのストレスから頭痛に発展していくことも考えられます。このような場合は一刻も早く虫歯の治療をし、痛みの原因を取り除く必要があります。

放置していると頭痛も悪化しますし、大切な歯も失いかねません。まずは最寄りの歯科医院を受診して相談してみるとよいでしょう。

肩こりには「噛み続け癖」が影響している?

歯痛と肩こりの併発は頭痛ほど多くないものの、よくある症状の1つです。虫歯菌が原因で炎症を起こし、肩にまで痛みが出るケースもありますが、多くの場合は虫歯ではなく「噛み続け癖」が関係しています。

人は力を入れる時に一時的にグッと歯を噛み締める傾向がありますが、普段リラックスした状態では歯と歯はほとんど触れ合っていません。ところが集中している時などは、無意識のうちに長時間噛み締めた状態を続けてしまう方がいます。これが、いわゆる「噛み続け癖」です。

噛み続け癖があると口周りの筋肉の疲労を起こしやすく、結果的に肩こりや腰痛といった全身の不調につながりやすくなります。中でも、こめかみ周辺には目や耳の領域に関わる神経がたくさん集中しているため、神経疲労まで引き起こしてしまうことも。つまり頭痛や肩こり、眼精疲労なども、この癖が原因となっている可能性も十分に考えられるのです。

噛み続け癖は本人の自覚がないケースも多くありますが、改善されれば同時につらい肩こりや腰痛から解放されるかもしれません。「もしかしたら……」と思った方は、普段の癖を改めて見直してみましょう。

歯並びや噛み合わせの乱れが腰痛を引き起こすことも

一見、歯の問題との関連性が低そうな腰痛。たいていの場合、日頃の姿勢や筋力の低下が原因と思われがちですが、実は「歯並びや噛み合わせの乱れ」が根本的な原因となっているケースもありえます。

歯並びや噛み合わせがひどく乱れていると、全身のバランスにも影響を与える可能性があります。これによって腰にも負担がかかり、慢性的な腰痛を招いてしまうというわけなのです。歯科医院で歯列矯正や噛み合わせ調整を行うことで改善する可能性もあるため、気になる方はかかりつけの歯科医院で相談してみましょう。

歯の健康は全身の健康につながります

歯は全身の健康やバランス維持にも深く関わっている大事なパーツです。今回説明したように、頭痛や肩こり、腰痛の根本的な原因となりうるため、歯の健康を維持することは、丈夫な体で生きるためにも重要な役割を担っていることを認識し、定期検診などのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

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