あなたは大丈夫?自宅でできる味覚力チェック
生活習慣から味覚力をチェック!あなたはいくつ当てはまる?
味覚が鈍くなる原因の1つとして、生活習慣があります。つまり、不摂生であるなど生活習慣に問題がある人は味覚にも問題を抱えている危険性が高いということになります。
まずは、以下にリストアップした項目の中で当てはまるものをチェックしていきましょう。
□ ワサビや唐辛子などの刺激の強い香辛料が大好き
□ 激辛料理やエスニック料理をよく食べる
□ 毎日2食はコンビニ弁当かファーストフード
□ インスタント食品やスナック菓子などの加工食品に手が伸びがち
□ サラダを食べるならドレッシングよりもマヨネーズ
□ コーラなどの清涼飲料水を1日に3本以上飲む
□ 甘味、塩味、辛味、酸味の好き嫌いが激しい
□ 歯を磨くときに歯ブラシで舌も磨く
ここで挙げた項目は、すべて味覚が鈍くなる原因となり得る危険な生活習慣です。もしすべての項目に当てはまるのであれば、あなたの味覚はすでに何らかのトラブルが発生しているかもしれません。
また、4つ以上の項目に当てはまる人も要注意です。味覚力を取り戻すためにも、少しでも早く生活習慣の改善を試みましょう。ちなみに、「歯ブラシで舌を磨くのがよくない」というのは意外だったかもしれません。実は歯ブラシは舌を磨くには向いていないアイテムです。舌の汚れが気になるという人は、舌ベラなどの専用グッズを使って舌の掃除をすることをおすすめします。
うちの親は大丈夫?人の味覚力をチェックする方法
「親の作る料理の味が濃くなってきたな……」と思うことはありませんか?それは、ご家族の方の味覚が鈍くなってしまっている証拠かもしれません。家族や友人の味覚をチェックしたいというときには、以下の方法を試してみましょう。
用意するものは、水100㏄に砂糖1gを入れた砂糖水のみです。何を入れたかを言わずに、この砂糖水を飲んでもらいましょう。味覚が正常であれば当然甘く感じるはずですが、人によっては「しょっぱい」「酸っぱい」などの感想を持つこともあります。このテストで甘みを感じられないのであれば、味覚に異常があると言えるでしょう。
このテストは自分で行うこともできますが、砂糖水だということを知っていると「甘いはず」という思い込みから正しく結果が出なくなることがあります。何も知らない状態で行うことで、正確な結果が期待できます。なお、この砂糖水を飲んだときに甘いと感じる人は7~8割程度だそうです。味覚が正しく機能していない人は、思っている以上に多いのかもしれません。
ドライマウスが味覚力低下の原因?唾液量のチェック方法
ドライマウスとは唾液の分泌量が少なくなって口の中が乾燥する病気であり、正式名称は口腔乾燥症といいます。ドライマウスになると、舌にある味を感じる器官の味蕾が働きにくくなるため味の感度が下がります。また、食べ物の味物質が溶け出しにくくなるのもドライマウスによって味覚が鈍くなる原因だと言えます。
近年ではドライマウスの症状がある人が増加しており、日本では800万人ほどがドライマウスに悩まされています。また、ドライマウスの予備軍は3000万人にも上ると言われています。味覚に違和感を覚えているのであれば、ドライマウスが原因かもしれません。
唾液量のチェック方法は、とてもシンプルです。まずは一般的なサイズのグラスを準備します。そして、その中に自然な状態で唾液を垂らし続けます。10分経過してからグラスの中をチェックしたとき、唾液が1㎜以下しか溜まらなければ口が乾燥していると言えます。
その他にも口の中がネバネバする、水を頻繁に飲む、口臭がするなどの症状があれば、ドライマウスの可能性はさらに高いと言えるでしょう。このような場合は、まずはドライマウスの症状改善を試みることをおすすめします。
まずは味覚力のチェックを
「もしかしたら味覚がおかしいかも…」と思ったら、まずは味覚力のチェックをしてみましょう。その結果やはりおかしいと思うようであれば、早めに対策を講じることが大切です。味覚力をアップさせるために効果的なのは、やはりバランスの良い食事です。また、ストレス解消や唾液腺マッサージも味覚力の改善に効果があると言われています。
「味覚がおかしいな」と感じつつも原因が思い当たらない場合は、病院を受診するようにしてください。早期の対応が何よりも重要になります。