遺伝が原因?口内炎ができやすい人とできにくい人の違い
口内炎のできやすさは生活習慣にあった
口内炎はできやすい人とできにくい人がいます。また、治りやすい人と治りにくい人もいます。その原因として遺伝も考えられますが、科学的な理由ははっきりとはわかっていません。しかし、バランスの良い食生活や規則正しい生活習慣など、口内炎のリスク要因を取り除いた生活を送っていると口内炎ができにくいと言えます。
口内炎ができやすい人は以下の生活習慣の乱れがないかをチェックしてみましょう。
生活習慣の乱れ1:ビタミン不足
バランスの良い食事を心がけていると、口内炎ができにくくなります。ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンC など、不足すると口内炎になりがちな栄養素をしっかりと取るようにしましょう。
生活習慣の乱れ2:暴飲、暴食、偏食
暴飲、暴食、偏食をしていると口内炎になりやすく治りにくくもなります。再発しやすいなどの症状も出てきます。脂っこいものやジャンクフード、炭水化物、甘い物などを摂取し過ぎると栄養のバランスが崩れてしまい、口内炎ができやすくなるのです。
また、お酒の飲みすぎも、口の中が乾燥するなど口内炎ができやすい環境を作ってしまいます。暴飲、暴食、偏食の習慣のある人はバランスの良い食生活を心がけ、バランスよく栄養を摂取するようにしましょう。
生活習慣の乱れ3:私生活におけるストレス
ストレスは口内炎の大敵です。ストレスが溜まると免疫力が低下し口内炎ができやすくなります。そのため、口内炎ができにくい人はストレスをうまく溜め込まずに生活できているのかもしれません。仕事とプライベートのメリハリをつけ、適度な運動をし汗をかくなどストレスの発散を心がけましょう。
生活習慣の乱れ4:睡眠不足
睡眠不足は免疫力を低下させるため、口内炎ができやすくなります。口内炎ができにくくするためには夜ぐっすりと睡眠をとり、朝早くに起きるといった規則正しい生活を送ることが効果的です。朝の太陽は体内にビタミンBを生成し、体全体をリフレッシュしてくれます。
生活習慣の乱れ5:不衛生な口腔内環境
口内炎ができにくい人は口腔内環境も清潔です。口の中が不衛生だと口腔内のさまざまな細菌が活性化し、口内炎の原因になります。毎日朝晩のオーラルケアはもちろん、定期的に歯科検診や歯垢、歯石を取るなど歯のクリーニングを歯医者さんで受けることで、口内炎のリスクを下げることができます。
生活習慣の乱れ6:口の中の乾燥
口の中が乾燥していると、口腔内環境が悪化したり口の粘膜が乾燥したりして口内炎ができやすくなります。口内炎ができにくくするためには、口呼吸をやめ鼻呼吸に努め、食事の際によく噛んだり、ガムを噛んだりすることで唾液の分泌を促すのも効果的です。
生活習慣の乱れ7:被せ物や詰め物のズレ
経年によって生じる詰め物や被せ物のズレも口腔内の粘膜を傷つけ、口内炎ができる原因になり得ます。そのため、口内炎になりやすい人は一度歯科医院で被せ物や詰め物の状態を見てもらった方が良いでしょう。もし被せ物や詰め物が口に合っていなくて口内炎になりやすい場合は、治療をおすすめします。
生活習慣の乱れ8:喫煙
長期間喫煙をしているとタバコの有害物質が口腔内の粘膜に悪影響を起こしたり、口内が乾燥したりしてニコチン性の口内炎になります。タバコは血行を悪くし免疫力も低下させます。タバコを吸っている人は口内炎のリスクが高いので、すぐに禁煙することをおすすめします。
口内炎は食習慣や生活習慣の乱れが最大要因
口内炎はできやすい人、できにくい人がいますが、それは遺伝によるものよりも食習慣や生活習慣の乱れが最大の要因と言えるでしょう。口内炎ができやすい人は、まず普段の生活を見直し、ストレスフリーな生活を心がけてみてはいかがでしょうか。