もっとも気になるお口のトラブルは〇〇！～歯の本音調査第19回～

白い歯に憧れて……「歯の黄ばみ」が圧倒的に気になるという結果に

アンケート結果1位は「歯の黄ばみ」で回答者数は100人中60人。口臭や歯ぐきの減退、舌の汚れに比べると歯の黄ばみが気になるという人がダントツで多いということがわかりました。歯の黄ばみを気にしている理由として多く挙げられたのは、「目につきやすいから」というもの。人と話をする時に一番目立つのは歯の黄ばみ。アンケートへ寄せられたコメントの中には、着色汚れを人から指摘されたという声もあります。歯の黄ばみが見た目に大きな影響を与えることは間違いないと言えるでしょう。

特にコーヒーや紅茶をよく飲む人は歯が着色しやすいため、なかなか取り除くことができずに悩んでいることが多いようです。また、年を重ねてから歯の黄ばみを実感し始めたという人もいます。本気で歯の黄ばみを改善したいのであれば、歯科医院でのホワイトニングやホワイトニング歯磨き粉の使用を検討してみるといいかもしれませんね。

人を不快にさせるのは嫌！口臭ケアはやっぱり大切

次点は「口臭」で回答数は100人中23人でした。やはり口臭ケアをするのは周囲に対するエチケットであり、息が臭うと相手に失礼だと考える人が多いようです。中でも接客業などに従事している人は、特に口臭に気を遣う傾向にあることがわかりました。

少数派の意見としては、「他人の口臭が気になるから」というものがありました。特に至近距離で話をするときには、相手の口臭に不快感を抱いてしまいがち。そのタイミングでふと「もしかして自分も臭っているかも？」と思うことも少なくないようです。

なお、年齢が上がると口臭も強くなる傾向にあると言われています。今回のアンケート調査では30代以下が8割弱を占めたため口臭を気にする人は全体の4分の1ほどでしたが、40代以上を中心にアンケートをとるとまた違う結果になるかもしれません。

歯の将来が心配！？3位は「歯ぐきの減退」

「歯ぐきの減退」と回答した人は100人中12人で、1割ほどでした。ただ、回答者の意見はリアルであり、歯ぐきの減退を気にする理由はずばり「歯ぐきの下がってきたのを実感しているから」。しばらく自覚がなかったものの、歯科検診で指摘されて初めて気がついたという人もいるようです。

そして、「下がった歯ぐきは元には戻らないから」という意見もありました。歯の黄ばみや口臭とは異なり、どれだけ熱心にケアをしても下がった歯ぐきは再生できません。それだけに、症状が出る前に予防を意識することが大切だと言えるでしょう。なお、歯ぐきの減退が気になると回答した人の年代は20代が2人、30代が2人、40代が8人でした。若いうちは健康を保っていた歯ぐきも、年を経るごとに変化が気になり出す傾向にあるようです。

意外と気になる！ケアが難しい「舌の汚れ」

もっとも意見が少なかったのは、「舌の汚れ」で100人中5人でした。全体的な傾向として、お口のケアにおける優先順位は高くないようです。舌の汚れを気にする理由は人によってさまざまですが、その1つが「ケアをしてもなかなか汚れが落ちない」というもの。また、きれいにしてもすぐに汚れてしまうという声もありました。このような悩みを抱えている人は、もしかしたらケア方法に間違いがあるのかもしれません。舌表面の「舌苔」をとり過ぎるだけでも症状が悪化することがあるので、ケアのやり方を見直してみましょう。
ちなみに、舌の汚れは口臭の原因となります。舌のケアをするだけで口臭が改善されることもあるので、口臭を気にしている人はぜひ試してみてください。

日々の積み重ねが大切！正しいお口のケアを続けましょう

ほとんどの人は、毎日歯磨きを行っているでしょう。しかし、それだけではすべてお口のトラブルを解決できないのがオーラルケアの難しいところ。気になる症状を解消するためには、歯科医院の定期検診や歯ブラシ以外のオーラルケアアイテムを利用しながら丁寧なケアを続けることが不可欠です。

お口の中がきれいだと良い印象を与えるだけではなく、健康の維持にもつながります。年を重ねてからオーラルケアを意識する人も多いですが、それではもう間に合わないことは少なくありません。ぜひ今からでも、自分自身のオーラルケアを見直してみてくださいね。

▼▼これまでの歯の本音調査まとめ
歯の本音調査結果報告！20回分の記事まとめ

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