巷で噂の無理なく続けられる「唾液ダイエット」とは!?

2018.03.17 healthミツキ

まずはおさらいしたい唾液の役割とは?

歯科検診

唾液にはさまざまな役割がありますが、その中でも唾液ダイエットにおいて特に大切なのが「消化を助ける働き」です。唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれています。この消化酵素は「食べ物を分解してエネルギーに変える働き」を持っている点が特徴です。

3種類の消化酵素

消化酵素は働きかける栄養素によって大きく以下の3つに分類できます。

・タンパク質分解酵素
・炭水化物分解酵素
・脂質分解酵素

これらの酵素は、唾液、胃液、膵液や腸液などに含まれており、各器官で消化がスムーズにいくように働きかけています。そして、消化酵素がしっかりと活動することで、体内でゆっくりとエネルギーに変えることができるのです。その消化酵素のなかで人がコントロールして分泌することができるのは唾液、つまりアミラーゼだけになります。

食べながらも実現できるダイエット!?

食べながらダイエットするのに効果的なのは、基本ですが「よく噛むこと」です!よく噛むことには次の3つのメリットがあります。

メリット1.唾液の量が増える

よく噛むことで唾液線が刺激され、唾液の量が増えます。唾液が増えてくれると、消化酵素の働きも活発になり、消化を促してくれます。

メリット2.満腹感を得やすい

しっかりと噛むことで「早食い」を防止することができます。満腹になったと感じるまでに時間がかかるため、早食いをすると食べ過ぎてしまう傾向にあります。よく噛みながら時間をかけて食事をすることで、少量でも満腹感を得る事ができ、ダイエット効果を期待することができるのです。

メリット3.口の周りの筋肉が鍛えられ、小顔効果がある

しっかりと噛むことでお口の周りの筋肉が鍛えられるため、小顔効果が期待できます。効果が現れるまで時間がかかりますが、毎食噛むことを多くすることで、「あれ、顔が少し小さくなったかも・・・!」と実感することができます。

口腔内環境を保つ唾液をたくさん出す秘訣

唾液線を刺激すると唾液の量が増えます。そのため、意識的に唾液線をマッサージしてあげましょう。主には以下3つのマッサージが効果的です。

1.耳下腺マッサージ

耳たぶの下あたりに指を当てて、後ろから前にぐるぐる回します。

2.顎下腺マッサージ

顎の下の柔らかい部分から、耳の下まで押しながら移動していきます。

3.舌下線マッサージ

顎の先のとがった部分に親指を当てて、舌をつきあげる様に押します。

これら唾液線のマッサージに加えて、舌の体操も取り入れていきましょう。舌を意識的に動かすことでも唾液線を刺激することができます。舌の体操は次の3ステップなので、とても簡単です。

step1.舌を前に出す。戻す。を数回繰り返します。
Step2.舌を出して左右にゆっくりとつけます。これも数回繰り返します。
step3.舌を出してゆっくり唇を1周します。これも数回繰り返します。

また、水分をこまめに取ることも大切です。唾液には水分が不可欠ですが、いちどにたくさん取ってしまうと尿などで排出してしまうので、こまめに取ることを心がけてくださいね。こまめに水分補給をしてあげることでほどよく唾液にも還元されます。

少しの意識でできる「唾液ダイエット」の継続を

ここまで紹介してきたように、しっかりと噛むことで唾液をたくさん出して、消化の働きを助けるだけでなく、しっかり噛んで食事をすることで、食べ過ぎを抑えることができます。これは普段の食事のなかで少し意識すれば簡単に取り入れることができるので、無理なく続けられるのではないでしょうか。また、唾液の量を増やすことでダイエット効果だけでなく、口臭対策も期待できます。

ダイエットしたいけど、無理はしたくないという方は紹介したマッサージなども取り入れながら、ぜひ試してみてください。

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