ブラッシングのお供には○○の歯磨き粉が人気!~歯の本音調査第16回~

2018.08.10 healthHa・no・ne編集部

デンタルケアの基本である「虫歯予防」が第一

グラフ
【情報詳細】
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年7月10日~2018年7月19日
有効回答数:100サンプル
調査機関:i2iポイント

【回答結果】
オーガニック歯磨き粉      3%
フッ素配合歯磨き粉       56%
ホワイトニング歯磨き粉     33%
キシリトール配合歯磨き粉    8%

アンケート結果1位は「フッ素配合歯磨き粉」で、100人中56人が回答しています。回答数が過半数であることから、歯磨き粉の中ではフッ素配合歯磨きが人気であることは明白です。フッ素配合歯磨き粉を選ぶ理由のほとんどは「虫歯予防をしたいから」というものでした。虫歯は歯を失う原因としては歯周病に次いで第2位。健康な歯を生涯にわたって維持したければ、虫歯予防は基本中の基本だと言えるでしょう。

また、「歯科医院ですすめられたから」という意見もありました。ドラッグストアではなく、歯科医院で歯磨き粉を購入する人も少なくないようです。歯磨き粉は種類が多すぎて迷ってしまいますが、お世話になっているかかりつけの歯科医師にすすめられた歯磨き粉なら安心ですよね。

【ホンネの一例】
・フッ素の成分が含まれていると、歯の健康に良さそうだから。(10代女性)
・フッ素は歯を守ってくれるので、虫歯になりにくくなるから。虫歯のない健康な歯は魅力的。(40代女性)
・フッ素は小さいころから気にしていた。虫歯予防のために選んでいる。(30代女性)

白くてキレイな歯を手に入れたい!

フッ素の次に多かったのは「ホワイトニング歯磨き粉」でした。100人中33人と、約3分の1が日頃のデンタルケアを通して白い歯を手に入れたいと考えていることがわかりました。ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ理由としては、当然ながら「白い歯に憧れて」というものが圧倒的。特にコーヒーや紅茶をよく飲む人は、歯の黄ばみを気にしており、ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ傾向にあるようです。

また、一部ではありますが「ホワイトニング歯磨き粉はデザインが良いものが多い」という意見もありました。デンタルケアのモチベーションにつながるなら、このような選び方もありかもしれませんね。なお、「年齢的に歯の黄ばみが気になるから」という意見もありましたが、ホワイトニング歯磨き粉は汚れを落として歯を本来の白さに近づけるものであり、年齢に起因する黄ばみは改善できません。どうしても気になる人は、歯科医院でのホワイトニングを検討しましょう。

【ホンネの一例】
・白くてキレイな歯に憧れているから。毎日、タバコ、紅茶などで葉が汚れやすいので。(20代女性)
・コーヒーを大量に飲んでいて着色が気になる。ホワイトニングを重視している。(30代男性)
・あまり歯の色が良くないので、キレイにしたくてホワイトニングを選んでいる。(10代女性)

歯磨き後の爽快感を求める人はキシリトール

「キシリトール配合歯磨き粉」を選んだのは100人中8人でアンケート結果は3位と票があまり伸びませんでした。キシリトールという言葉はよく耳にしますが、キシリトール配合歯磨き粉を使っている人は意外と少数派のようです。キシリトール配合歯磨き粉を選ぶのは、磨いた後の爽快感が良い点が決め手のようです。

この回答を選んだほとんどの人が、「スッキリするから」「気持ちがいいから」などとコメントしていました。ただ、すぐに爽快感を得られると歯磨きは不十分になりがちです。キシリトール歯磨き粉を使うときには、特に「歯垢をしっかり落とす」ことを意識するといいかもしれません。

また、キシリトールは天然素材の甘味料であり、ガムなどに含まれているため、「キシリトールは歯を強くしそうなイメージ」を持っている方もいました。

【ホンネの一例】
・キシリトール配合のほうがスースーして、食後などにスッキリするから。(20代女性)
・スッキリする感じがすることと、歯が強くなりそうなのでキシリトールを選んでいる。(30代女性)

天然由来の成分で体に優しいオーラルケア

100人中3人ともっとも少人数だったのが「オーガニック歯磨き粉」でした。最近ではオーガニック製品がブームとなっていますが、歯磨き粉における人気はそこまで高くないのかもしれません。オーガニック歯磨き粉を選んだ人の意見として、「オーガニック製品がブームだから」というものがありました。歯磨き粉は飲み込むことはありませんが、体内に入る可能性もあります。そのため、オーガニックなら安心という意見は一理あるでしょう。

なお、オーガニック歯磨き粉を選ばなかった人の意見の中には「歯磨き粉は体内に入れるものではないからオーガニックである必要はない」というものがありました。確かに大人が誤って歯磨き粉を飲み込むことは多くはありません。しかし、オーガニック歯磨き粉には「味蕾を傷つけない」「泡立たないのでしっかりと磨ける」などのメリットもあります。歯磨き粉を飲み込んでしまいがちな子どもに良いと言われるオーガニック歯磨き粉ですが、家族で使用してみてもいいかもしれませんね。

【ホンネの一例】
・オーガニック製品が最近のブームだから。(20代女性)
・フッ素はあまりよくないと聞いたことがあるので、オーガニックの歯磨き粉を使用中。(30代女性)

目的に合った歯磨き粉を選ぼう!

歯みがき

歯磨き粉にはたくさんの種類がありますが、「これが一番優れている」という正解があるわけではありません。大切なのは、自分の目的に合った歯磨き粉を選ぶこと。虫歯予防を優先したいのであればフッ素配合歯磨き粉が、歯を本来の白さに近づけたいのであればホワイトニング歯磨き粉がおすすめです。また、スッキリ感を重視するならキシリトール配合歯磨き粉を、小さな子どもと一緒に使うならオーガニック歯磨き粉を選ぶのがいいかもしれません。

毎日使う歯磨き粉は、長期的な視点で見ると歯に大きな影響を及ぼします。つい「なんとなく」で選んでしまいがちな歯磨き粉ですが、健康な歯を守るためには不可欠です。今一度、どのような歯磨き粉が自分に合っているのかを考えてみてはいかがでしょうか。

▼▼これまでの歯の本音調査一覧
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