大人でも恥ずかしくない!目立たない矯正装置とは?
矯正治療のメリットは口元の美しさだけじゃありません
矯正治療のメリットは、見た目が美しくなるだけではありません。歯が本来の正しい場所へ移動するため、口元がスッキリ美しくなり、歯が整列することで磨き残しも減るので口腔内の環境にも良い影響を与えます。さらに、噛み合わせも良くなるので、今まで頭痛や肩こりに悩まされていた方は、改善を期待できるかもしれません。矯正治療は、心身ともに健康に導いてくれるのです。
メリット1:コンプレックスが解消されます
歯並びが悪いことがコンプレックスになり、人前でうまく笑えず、対面で話すことさえ苦手になることがあります。歯並びの乱れを解消できれば笑顔に自信を持てるようになったり、コミュニケーションに積極的になれたりと、よりポジティブな人生が送れるでしょう。
メリット2:虫歯や歯周病の予防
歯垢(プラーク)はお口のトラブルの原因になるのでブラッシングはとても大事。ところが歯並びが悪いと、歯ブラシが届かないところの磨き残しが増え、病気になるリスクが上がります。歯並びが整えば歯全体に歯ブラシが届き、しっかりと磨けるようになるので、虫歯はもちろん歯周病など口腔内の病気の予防にもなります。
メリット3:噛み合わせが良くなる
歯並びが悪いと必然的に噛み合わせが悪くなります。噛み合わせが悪いとしっかりと食べ物を噛めないので消化不良をはじめとする体調不良の原因になると考えられます。しかし、矯正治療で噛み合わせが良くなれば、こうした体調不良の改善が期待できます。
メリット4:姿勢が良くなる
歯並びが悪いと顎がゆがみ、背骨などが曲がってしまい姿勢までも悪くなってしまうという負の連鎖が起こり得ます。姿勢が悪いと頭痛や肩こり、めまいなどの原因になるとも言われています。矯正治療で歯並びを良くすることで美しい姿勢を手に入れ、頭痛、肩こり、めまいなどの改善を目指しましょう。
矯正治療にかかる期間は、治療法や個人の症状によって異なりますが、1~3年程度と長期にわたります。そのため、その間に成人式や婚活パーティー、結婚式など華やかな場所に出席したり、大切なお客様と面と向かって商談やプレゼンテーションをしたりと、人前に出る大切なシーンが控えていることが想定されます。
しかし、矯正装置と言えば「白い歯列を締めつける金属の装置」を思い浮かべ、あきらめてしまう方も多いようです。そこで紹介したいのが、“目立たない矯正装置”です。最近では目立たない矯正装置を使った治療が注目を集めています。
装置1:審美ブラケット
文字通り、「審美」に配慮した矯正装置。透明や白色の目立ちにくいブラケットを歯の表面に接着します。ブラケットにはプラスチック製やセラミック製で、金属アレルギーの心配がいりません。一般的な金属のブラケットと同様にさまざまな症例に対応できます。白くコーディングされたワイヤーを併用すれば、さらに目立ちません。他の目立たない矯正装置に比べ、費用的にもリーズナブルというメリットもあります。
装置2:裏側矯正
歯の表側にブラケットやワイヤーを通す治療と異なり、歯の裏側にブラケットとワイヤーを通す治療法です。正面からは見えないので、他人からまったく気づかれずに治療を行えます。表側矯正と比べるとブラッシングしづらいため、矯正中は虫歯には気をつけなくてはなりませんが、もともと歯の裏側は虫歯になりにくいという特徴があるため、毎日のセルフケアと定期検診を積極的に受ければ心配はいりません。
装置3:マウスピース矯正
薄いプラスチック製のマウスピースを装着して歯を移動させていく治療法です。ステップごとにマウスピースを交換します。透明なので審美性に優れているほか、マウスピースなので食事や歯磨きの際は自分で取り外しができ、普段通りに行えるというメリットもあります。
マウスピース矯正にはいくつかの種類があり、装置によって治療範囲が決まっています。矯正医の経験やスキルも重要になるので、カウンセリングで十分に理解をしてから進めましょう。
装置4:ハーフリンガル矯正
表側矯正と裏側矯正を併用した治療法です。大きく口を開けて笑った際に目立つ上側の歯を裏側矯正し、あまり目立たない下側の歯を表側矯正するのが一般的です。上下の歯を裏側矯正するよりも費用的にリーズナブルに済みます。
矯正治療は大人になってからでも遅くはありません
お口は「健康の入り口」と言われています。歯の健康は私たちの健康のもとといっても過言ではありません。歯並びが悪いと、その影響は年を重ねるごとに口腔内をはじめ、体の各所に現れてきます。
大人には大人の永久歯に合わせた矯正治療法があり、いつ始めても遅くはありません。「もう歳だから」と言ってあきらめずに、矯正治療をすることをおすすめします。
なお、目立たない矯正治療は一般的な矯正治療よりも費用が高めであるなど、治療によっては歯科医師の経験やスキルも問われてきます。治療の際は費用や治療方法について歯科医師としっかりと話し合って、納得したうえで治療を開始してください。